ウクライナ避難民研究生2名が大西晴樹学長を御礼訪問しました
2022年10月19日
本学ではロシア軍のウクライナ侵攻により学業継続が困難となった学生等を対象に研究生の募集を行い、3名の受け入れを決定しました。そのうちウクライナのドニプロ国立大学で日本文学を学び日本語教師として働いていた、グヌトヴァ ダリナさんとリアソタ エヴァさんが9月下旬に来日。10月13日、受け入れに対する感謝の気持ちを伝えるため、大西晴樹学長を訪問しました。
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リアソタさんはこれからの日本での生活について「父から日本に留学するという夢を叶えて欲しいと言われました。一生懸命頑張りたいです」と意気込みを話しました。また、ミサイル攻撃による揺れで恐怖を感じたと話すグヌトヴァさんは母国について「ウクライナに残る家族や友人のことが心配で毎朝SNSを利用し戦況をチェックしています。情報を知ることは苦しいけれど忘れてはいけないと思います」と話しました。
これに対して大西学長は「母国は落ち着いて勉強に取り組めない大変な状況だったと思います。自由と安全が保障されている日本で学び、ウクライナと日本をつないでほしいです」と述べ、歓迎しました。
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その後行われた歓迎レセプションでは、本学に通う留学生や在学生と交流する時間が設けられ、それぞれグループに分かれて趣味のアニメや小説、映画の話で親交を深めていました。
会の終わりに村野井仁副学長(総務担当)は「日本とウクライナはどちらもロシアの隣国で、ウクライナ侵攻は世界中に住む全ての人に関わることです。2人が本学に来てくれたことをきっかけに、日本人にとっても身近な危機だという理解が進むことを願っています」と挨拶しました。
2人は大学院への進学を目指し、日本語や日本文学に関する講義を受講する予定です。