東北学院大学

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情報科学科の高橋秀幸准教授がいわき市消防団を対象にドローンの操縦訓練講習会を開催しました

2022年10月27日

 10月8日と9日の2日間、教養学部情報科学科の高橋秀幸准教授と株式会社空むすび、岩手県立大学杉安和也講師が共同して、福島県いわき市薄磯地区の消防団を対象にしたドローンの操縦訓練講習会を開催しました。

 この取り組みは、高橋秀幸准教授が外部有識者メンバーとして参画している、福島県いわき市まち・未来創造支援事業、まちづくり活動(ソフト〔重点〕)支援事業の「薄磯区における災害時の共助体制等構築事業」の一環として実施しました。

 今回の講習会は、消防団による災害時のドローンの活用に向けたカリキュラムとして、ドローンの構造や法的ガイドライン、基本的な操縦方法についての講習を行いました。また有事の際の捜索活動を想定し、ドローンを用いた撮影訓練を行い、飛行ルートの立案やソフトウェアを用いた設定を消防団自らが行う自動飛行テストも実施しました。災害時には自動飛行により災害状況を把握し、ドローンのスピーカーから音声で避難指示を出しながら飛行できる仕組みになっています。

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 受講した消防団員からは「講習会に参加したことで、災害時の具体的なドローンの活用方法もイメージすることができました。今後は、ドローンを活用した防災訓練も検討したいです」との声が聞かれました。

 また、高橋准教授は10月22日と23日に開催された「ぼうさいこくたい2022(令和4年 第7回防災推進国民大会 2022 in 兵庫)」でのプレゼンテーションで、ドローンを使った避難誘導支援や要救助者の捜索システム、地域向け防災アプリの開発についてなどを発表しました。

【関連リンク先】
ぼうさいこくたい2022:地域住民組織(区会)主導による地区防災計画立案に向けた取り組み