仙台市立六郷小学校において防災教育を実施しました
2023年03月15日
2月22日(水)と24日(金)に仙台市立六郷小学校の5年生の児童を対象に教養学部情報科学科の高橋秀幸准教授と宮城学院女子大学教育学部教育学科の今野孝一教授が防災教育を実施しました。六郷小学校区の津波の様子を知ることで、大津波警報が発令された場合にどのように行動するかを考えるための学習指導を行いました。
具体的には、仙台市若林区六郷地区について、ジオラマとドローンで撮影した六郷地区の避難タワーや藤塚避難の丘周辺の映像を活用しながら地区の特色や地形上の特徴について学びました。また、実際のドローンのカメラ・スピーカーを用いた防災・減災に向けた活用例なども紹介しました。そして、東日本大震災当時の六郷小学校区の津波被害に関する映像を教材として、地震津波の様子や恐ろしさ、避難施設を理解するとともに、海岸公園冒険広場で遊んでいた際に大津波警報が発令された場合、どのように行動・避難するかについて児童自ら考え、その意見を出し合う防災教育を実施しました。
児童の皆さんは、六郷小学校区の地震津波を自分事として捉えて、熱心に授業に参加していました。また、自分なりに様々な状況を考慮して、少しでも命が助かる可能性の高い避難行動をとることの重要性について理解を深めることができました。
六郷地区のジオラマ教材を活用した地形上の特徴の学び |
ドローンで撮影した映像教材の活用 |