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【経済学科】白井ゼミ、篠崎ゼミの学生チームが「インプレ2023」予選会で入賞

2023年11月25日

 本学経済学科の白井ゼミと篠崎ゼミに所属する3年生の学生チーム2チームが、11月13日に開催された「インプレ2023」の予選で入賞し、本選への出場を決めました。
 
 「インプレ2023」は、例年開催されている「日本学生経済ゼミナール大会」が今年中止となったことを受けて行われた代替大会で、全国から21大学81チームが研究分野ごとに4つのグループに分かれて参加。事前に収録したプレゼンテーション動画によって予選の審査が行われ、各グループの上位3または4チームが本選に出場します。

 白井ゼミ転職班の飯渕凛平さん、川村紫乃さん、田口果歩さんのチームは「職業スキルは転職に影響しているのか」をテーマに研究。職種や業種ではなく、体を使った仕事や情報を分析する仕事など業務における「タスク」を分類指標にし、その「タスク」による転職確率の差を統計的に明らかにしました。また、転職市場において雇用のミスマッチが生じていることにも着目して解消に向けた政策も盛り込み、研究分野B(経営、金融財政、労働問題、会計・ファイナンス・その他)で20チーム中3位となりました。本選を間近に控えた3人は「予選で審査員から受けた指摘に対応できるよう、政策提言の練り直しを行っています」「本選は動画の事前収録ではなくオンラインでリアルタイムの発表なので、プレゼンテーションの練習を重ねています」と準備状況を話してくれました。

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研究分野Bで本選に出場する(左から)飯渕さん、川村さん、田口さん


 篠崎ゼミの遠藤史也さん、菅原翔さん、田中悠樹さんによる「チーム篠崎」のテーマは「日本人の信仰は犯罪を抑制する」。宗教と犯罪は一見関係が薄いように思われますが、海外で多く研究されているそう。一方で約6割が無宗教といわれる日本での研究事例はほぼなく、チームは国が出しているさまざまな統計資料から「宗教人口の増加は犯罪を減少させる」と提言。研究の本格的な開始は今年9月で、締切日の深夜にメンバーの自宅でプレゼンテーション動画を収録するなど慌ただしい中でのエントリーに「最下位だと思っていました」そうですが、結果は研究分野C(社会問題)で22チーム中2位の好成績。本選に向けて「発表スライドのクオリティをもっと高めたいです」「海外の研究も比較材料にし、研究に厚みを持たせたいです」と抱負を語りました。

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 研究分野Cで本選出場を決めた(左から)遠藤さん、菅原さん、田中さん


 「インプレ2023」の本選は12月3日にオンラインで行われ、先行研究のほかテーマの独自性、成果の独創性・社会的意義、プレゼンテーションの内容などの審査項目をもとにAからDの研究分野ごとに各賞が選ばれます。出場する本学2チームの目標はいずれも「最優秀賞」。本選まで残りわずかですが、両チームの活躍が期待されます。