東北学院大学

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2023年度「音楽への招待 時代の音 レクチャーコンサート・シリーズ」第2回公演が開催されました

2024年02月29日

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 第一級の音楽家を招き、心躍る演奏とレクチャーで紡ぐコンサートシリーズ「時代の音」。「フランス・バロック 悲劇の女性たち」と題した2023年度の第2回公演が2月11日に土樋キャンパスのラーハウザ―記念東北学院礼拝堂で開催されました。この公演は、フランス・バロック時代の音楽とその時代の物語を現代に伝えることを目指し、感情豊かな演奏とレクチャーで構成されました。

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 出演したのは、今年度の講師でバロック・フルートの前田りり子氏、メゾ・ソプラノの湯川亜矢子氏、バロック・ヴァイオリンの寺神戸亮氏、ヴィオラ・ダ・ガンバの上村かおり氏、そしてチェンバロの曽根麻矢子氏という、それぞれが専門分野で高い評価を受けている一流の音楽家たちです。
 プログラムは、J.-P.ラモーの「クラヴサン・コンセール第1番」で幕を開け、その後「イポリートとアリシ」の抜粋、F.クープランの「諸国の人々」シリーズからの「ピエモンテ人」、J.-M.ルクレールの「シッラとグローキュス」、M.P. deモンテクレールの「ディドンの死」と続き、フランス・バロック音楽の様々な側面を示すものでした。

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 演奏家たちの技術的な妙技と深い感情表現は、聴衆をバロック時代のフランスへと誘い、悲劇の女性たちの物語を生き生きと描き出しました。礼拝堂の荘厳な雰囲気は、公演をさらに際立たせ、フランス・バロック音楽の魅力を深く伝えました。 

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 公演に集まった多くの観客からは、演奏の終わりに温かい拍手が送られ、フランス・バロック音楽の普遍的な魅力を再認識する機会となりました。