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【経済学科】大塚ゼミの学生が、みずほ学術振興財団「第65回懸賞論文」学生の部で入選

2024年04月16日

 今年3月に経済学部経済学科を卒業した渡邊拓磨さん(大塚ゼミ所属=応募当時)が4年次に執筆した論文(応募論題: 量的質的金融緩和政策10年 評価と今後の展望)が、公益財団法人みずほ学術振興財団「第65回懸賞論文」経済・学生の部で佳作に入選しました。

 この論文ではまず、日本銀行が実施した量的質的金融緩和政策の変遷や効果について、先行調査を基にまとめました。次に金融政策の波及経路を統計的に示すために、構造ベクトル自己回帰 (Structural Vector Autoregressive:SVAR)モデルという分析手法を用いて実証分析を行いました。また変数の順序も合わせて推定することで、経済理論が示す政策の波及経路との整合性を検証。これらの推定結果から、政策の実施によって市場に出回るお金の供給量が増加しても企業・消費者への意識には届かず、効果は限定的であることを示しました。

 今回の受賞に伴う表彰式は、6月10日(月)に行われる予定です。

【関連リンク】みずほ学術振興財団