東北学院大学

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【工学研究科】環境建設工学専攻の今野倖太朗さんが「第11回日本非破壊検査協会東北支部講演会」で優秀発表賞を受賞しました

2024年04月30日

 大学院工学研究科環境建設工学専攻で李相勲教授の研究室に所属する今野倖太朗さん(博士前期課程2年)が、4月19日に行われた一般社団法人日本非破壊検査協会東北支部が主催する「第11回日本非破壊検査協会東北支部講演会」において、優秀発表賞を受賞しました。

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 日本非破壊検査協会は、非破壊検査といわれる「物を壊さずにその内部の傷や表面の傷あるいは劣化の状況を調べ出す検査技術」に関する調査・研究を行い、技術水準の向上・普及を図り、もって学術文化の発展に寄与することを目的とする協会で、同賞は本講演会において若手会員として非破壊検査技術の発展に貢献する優秀な研究発表に対し贈られるものです。これまでは奨励賞のみでしたが今年から優秀発表賞が新設され、今野さんは第1回目の対象者です。

【講演題目】
 サーマルカメラによる各種鋼材の塑性ひずみにおける温度変化に関する研究
【研究内容】
 対象講演の内容は、サーマルカメラによる鋼構造物の安全性モニタリングに関する研究です。高度経済成長時期に建設された構造物の多くが寿命を迎え鋼の強度不足による事故が懸念されているなか、サーマルカメラを用いてさまざまな強度の鋼材について引張試験を行い温度上昇と応力や塑性ひずみとの関係を明らかにしました。この研究により、鋼構造物の劣化状況が高い精度かつリアルタイムで把握でき安全性の向上に大いに役立つことと考えています。