東北学院大学

新着情報

【工学研究科】森裕一さんと三浦勇人さんに学長表彰

2024年09月03日

IMG_1068[1].jpg

 8月28日、工学研究科電子工学専攻の森裕一さん(博士課程後期課程2年)と三浦勇人さん(博士課程前期課程2年)に学長表彰が行われ、大西晴樹学長から表彰状と記念品が贈呈されました。

 森さんは、執筆した論文「Enhancement of Coercivity for Sm(Fe-Co)12-B Thin Films by Introduction of Sm Seed Layer」が日本磁気学会誌第48巻2号に掲載され、MSJ論文奨励賞を受賞しました。森さんが学長表彰を受けるのは今回で4回目となります。
 MSJ論文奨励賞は、日本磁気学会(MSJ)が学生の論文投稿を奨励し未来の研究者を育てる目的で創設。目の付け所や独創性・論理展開・将来展望を判断基準として審査が行われています。森さんは受賞について「これまでの研究成果をもとにアップグレードしていった結果、今回の論文では大きな実績を発表することができました」と話しました。

 三浦さんは、6、7月にイタリアのボローニャで開催された第22回磁性に関する国際会議(ICM2024)で優秀ポスター賞を受賞しました。会場では、訪れた世界中の研究者に向けて電子機器の軽量化を目的とした磁石に関する研究成果を発表。研究期間は1年ほどで発表準備には半年以上かけて臨んだといい、当日のポスターセッションでは「これまでに参加した国際学会での発表経験を活かすことができました」と振り返りました。

IMG_1044.jpg IMG_1067_1.jpg

 今後について森さんは「執筆予定の論文を進めつつ、卒業までには投稿論文を4、5本に増やしたいです」と意気込み、三浦さんは「9月に開催される国内学会に向けて研究をさらに進めたいです」と話してくれました。