公益社団法人日本心理学会主催「高校生のための心理学講座2024」を開催しました
2024年09月27日
9月21日、公益社団法人日本心理学会主催の公開シンポジウムの一環として、宮城学院女子大学と本学人間科学部の共催による「高校生のための心理学講座2024」を開催しました。本学を会場として開催するのは、昨年に引き続き2回目です。
この企画は、心理学が実証にもとづく科学的な学問であることを、高校生および一般の方々に正しく理解してもらうために、全国各地の大学が開催企画校となって実施している催しです。
この講座では、東北学院大学、宮城学院女子大学、東北福祉大学で心理学を教える5名の教員がそれぞれの専門分野に関する研究成果などを紹介しました。本学人間科学部からは、昨年同様、平野幹雄教授と福野光輝教授の2名が講師を務めました。平野教授は、東日本大震災で被災した子どもの心理的特性と、子どもたちを支える支援者への支援について実践的な観点から講義しました。福野教授は、グローバル化により近年急速に流入している新しい価値観が、日本人の心と行動にどう影響するかについて、個人主義の2つの側面に注意しながら、主観的幸福感との関係を論じました。
当日は雨模様のなか、青森県や秋田県など県外からの参加も含め、高校生と一般の方々合わせて85名が五橋キャンパスに集い、心理学の様々な話題に熱心に耳を傾けていました。