東北学院大学

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データサイエンス学科がサイエンスデイinララガーデン長町に3つの体験ブースを出展

2025年08月05日

 7月27日、仙台市太白区長町のララガーデン長町において情報学部データサイエンス学科の菅原研教授、村上弘志教授、高橋秀幸准教授がサイエンスデイ2025 in ララガーデン長町に出展しました。1日だけの出展でしたが、約500名の皆さまにご来場いただきました。

 菅原研究室では、光の向きをそろえる「偏光板」を使った実験プログラム「偏光板で遊ぼう!」と題したブースを出展しました。参加者は、偏光板を通すと光が通ったり通らなかったり、色が変わったり見え方が変わったりする不思議な現象を、実際に手を動かしながら体験しました。「このテレビ、何も見えないのに、偏光板を使ったら見えた!」「セロテープを貼っただけでいろんな色がついた!」と、子どもたちは目を輝かせながら偏光の仕組みに興味津々。楽しみながら、光の性質を学ぶ姿が印象的でした。

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菅原研究室のブースの様子   
 

 村上研究室では、「色を分けたり混ぜたりしてみよう!」と題したブースを出展しました。白色光を分光シートで虹色に分けたり、LEDの光を重ねて新しい色をつくったりと、色のしくみに迫る体験を用意しました。ナトリウムランプを使った実験では、特定の光の下で色が見えなくなる現象も観察。「色が変わって見えた!」「虹が見えてきれい!」と、子どもたちは楽しそうに何度も試していました。また、「虹の万華鏡」づくりでは、それぞれが好きなイラストを描いて自由に飾り付けるなど、思い思いの工夫をしながら楽しんでいました。色の不思議を通して、科学のおもしろさにふれる時間となっていました。

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村上研究室のブースの様子
 

 両研究室のブースを通じて「光」と「色」の不思議を体験的に学ぶことができ、来場者からは「楽しかった!」「家でも実験してみたい!」という声が多く聞かれました。

 高橋研究室では、岩手県立大学防災復興支援センターの杉安和也准教授との共同で、「ドローンを操縦して防災ミッションにチャレンジ!」と題したブースを出展しました。フライトシミュレーターを使用してドローン操縦の基礎を学んだ後、実際のドローンを操作して災害時を想定したミッションに挑戦するプログラムを用意しました。参加者は、シミュレーターでリアルな操縦体験を積んだのち、実機による防災ミッションに挑戦。ドローンが災害対応や避難行動において果たす役割を、実際の体験を通じて楽しく学ぶことができました。ドローンを活用した防災対策の普及啓発を目的としており、来場者からは「ドローンの操作が楽しかった」「ドローンを活用した防災について学べた」といった声が寄せられました。

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高橋研究室(岩手県立大学と共同)のブースの様子
 

 データサイエンス学科では、今後もこのような科学イベントを通じて、子どもたちの「なぜ?」という好奇心を引き出し、未来の研究者や技術者の芽を育てる活動、そして実践的な防災教育の普及などに努めてまいります。