東北学院大学

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【教職課程センター】小・中・高教諭対象に英語科研修会を開催しました

2025年08月19日

 宮城県教育委員会と東北学院大学の共同主催による英語科研修会が8月1日、本学土樋キャンパスを会場に行われました。
 本研修会は本学と宮城県教育委員会の包括連携協定に基づき2018年度から実施しており、仙台市を除く県内の小・中・高等学校の教諭を対象に行われ、今回の研修会には各学校の教諭74名の他に本学で教職を目指す学生14名が参加しました。研修の目的には、英語科の教材や指導方法を共有することで校種間の連携や指導力向上を図ることと、本学の英語教育の伝統を地域貢献に活かすことも狙いの一つです。

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 オリエンテーションで大迫章史教職課程センター所長は「各校種間の学びに連続性を持たせることが重要で、このように一堂に会して情報交換できることは大変貴重な機会です」と話し、その上で「先生方には多くのことを学び取っていただき、宮城県の児童・生徒への英語教育の質の向上につなげてほしいです」と期待を寄せました。午前中の部では、教育学科の村野井仁教授による「小・中・高の系統性を持たせた言語活動における指導」と題した講義が行われ、英語学習へのエンゲージメントを高める言語活動とパフォーマンステストと評価について、実例を交えながら参加者に解説しました。

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 午後の部では校種別のグループに分かれて授業づくりに関する演習が行われ、教育学科の清水遥准教授と大友麻子准教授、英文学科の吉村富美子教授が指導・助言を行いました。その後、作成した授業案について学生も交えた活発な質疑応答が行われ、最後に総合教育センターの指導主事による講評で締めくくられました。研修会は今回の他に10月9日にも開催され、各学校種に分かれて実際の授業を参観するほか、各学校の実践例についての成果報告など情報交換を行う予定です。