東北学院大学

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「第28回橋梁等の耐震設計シンポジウム」で音山樹里さん(大学院工学研究科環境建設工学専攻1年)が優秀講演賞を受賞しました

2025年10月01日

 7月23日と24日に開催された「第28回橋梁等の耐震設計シンポジウム」で、音山樹里さん(大学院工学研究科環境建設工学専攻1年)が「優秀講演賞」を受賞しました。
 このシンポジウムは橋梁などの耐震設計に関する最新の研究情報や実務事例などの意見交換の場として開催されており、優秀講演者表彰とは優れた研究成果を分かりやすく豊かな表現方法で発表した若手研究者や技術者に対して贈られる賞です。

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石上忍 工学研究科長から賞状が授与されました

 

【受賞の概要】
●論題
 逆断層に起因する地盤変動が床版と下弦材の両方に作用した場合に生じるワーレントラス橋の損傷挙動
●受賞者
 音山 樹里さん(大学院工学研究科環境建設工学専攻1年)
●研究概要
 近年の橋梁設計は、地震時の応答に対する耐震設計で全て決まります。しかし、その耐震設計にも未だ課題が残されており、その一つとして、断層変位に対する対策が挙げられています。橋梁の直下で断層変位が生じた場合、極めて甚大な被害をもたらすことが広く知られている一方で、その詳細が明らかになったのは近年のことであり、多くの知見を収集している段階と言えます。本研究では、日本中で数多く供用されているワーレントラス橋に着目し、橋梁直下で逆断層が生じた場合、どのような損傷が生じ得るのかを、コンピュータシミュレーションで明らかにし、多くの新たな知見を提示しました。