東北学院大学

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東北学院大学が「令和6年度文部科学省 全国学生調査」ポジティブリストに91項目でランクイン!

2025年10月29日

 東北学院大学は、文部科学省「令和6年度全国学生調査(第4回試行実施)」に参加しました。調査の結果として、学生に高い評価を受けた上位校の一覧「ポジティブリスト」が学問分野ごとに公表され、本学は複数の学部が計91項目でランクインしました。特に、課題へのフィードバックや、数理・データサイエンスに関する知識、外国語を使う力、問題解決能力の育成、さらには学生の成長実感といった分野で高い評価を得ています。
 今回のポジティブリストへの多数掲載は、本学が推進してきた教育改革、特に学生の学習成果と成長を重視する取り組みが学生からも高く評価されていることを示しています。
 本学は今後も引き続き、今回の全国学生調査をはじめとする各種学生調査等の結果を活用し、さらなる教学の改善を進め、「学修者本位の教育」の実現を目指してまいります。

 本学がポジティブリストに掲載された項目と分野別の順位は次のとおりです。

◆ 文学部(人文)

問題解決能力とコミュニケーション能力の高さが評価されました。専門分野における論理的な思考力や、それを他者へ明確に伝えるコミュニケーション能力の育成(Q17、Q20)が特に高く評価されています。
また、学生が学びの目標を意識し、それに対する教員からのフィードバックや教育改善の努力を実感できていることが評価されています(Q6、Q24、Q25)。

 Q6:課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される 第10位 
 Q8:質疑応答など、教員等との意見交換の機会がある。 第14位
 Q9:ティーチングアシスタントなどによる補助的な指導がある。 第12位
 Q16:論理的に文章を書く力 第11位
 Q17:人に分かりやすく話す力 第5位
 Q19:数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能 第9位
 Q20:問題を見つけて解決方法を考える力 第4位
 Q24:卒業時までに身に付けるべき知識や能力を意識して学修している。 第10位
 Q25:授業アンケート等の学生の意見を通じて大学教育が良くなっている。 第10位

 

◆ 文学部(教育、スポーツ、芸術、家政)※教育学科

外国語能力、国際理解、論理的思考力において全国トップレベルの評価を受けました(Q12、Q16、Q17、Q18、Q19、Q20、Q23、Q24)。学生の成長実感(Q27)も高く評価されています。

 Q4:理解がしやすいように教え方が工夫されていた 第12位
 Q5:予習・復習など授業時間外に行うべき学習が指示される 第13位
 Q6:課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される 第8位
 Q12:主に英語で行われる授業の履修(語学科目を除く) 第1位
 Q14:将来の仕事につながるような知識・スキル・態度・価値観 第14位
 Q15:文献・資料を収集・分析する力 第6位
 Q16:論理的に文章を書く力 第1位
 Q17:人に分かりやすく話す力 第3位
 Q18:外国語を使う力 第1位
 Q19:数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能 第1位
 Q20:問題を見つけて解決方法を考える力 第1位
 Q22:幅広い知識、ものの見方 第4位
 Q23:異なる文化に関する知識・理解 第1位
 Q24:卒業時までに身に付けるべき知識や能力を意識して学修している。 第2位
 Q25:授業アンケート等の学生の意見を通じて大学教育が良くなっている。 第6位
 Q26:教職員が熱心に教育に取り組んでいる。 第13位
 Q27:大学の学びによって成長を実感している。 第5位

 

◆経済学部(社会)

数理・統計・データサイエンスの習得や、コミュニケーション能力の育成が評価されました。現代の経済学で必須とされるデータ分析能力や統計的知識の教育が学生に高く評価されています(Q19)。

 Q5:予習・復習など授業時間外に行うべき学習が指示される  第27位
 Q6:課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される 第18位
 Q16:論理的に文章を書く力 第17位
 Q17:人に分かりやすく話す力 第14位
 Q19:数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能 第9位
 Q20:問題を見つけて解決方法を考える力 第20位

 

◆ 経営学部(社会)

学生が課題を発見し解決策を導く応用力や、現代に求められているスキルの育成が評価されました(Q19、Q20)。

 Q19:数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能  第22位
 Q20:問題を見つけて解決方法を考える力 第27位

 

◆法学部(社会)

学習指導や基礎的なアカデミックスキルにおいて高く評価されました。法学分野で特に重要とされる高度な資料分析力や、論理的な思考に基づく文章表現能力の基礎がしっかりと育成されていることが示されています(Q15、Q16)。また、法的な問題や社会課題に対する解決策を考察する応用的な思考力も評価を得ています(Q20)。

 Q5:予習・復習など授業時間外に行うべき学習が指示される  第26位
 Q6:課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される 第10位
 Q15:文献・資料を収集・分析する力 第21位
 Q16:論理的に文章を書く力 第12位
 Q17:人に分かりやすく話す力 第27位
 Q20:問題を見つけて解決方法を考える力 第23位

 

◆ 工学部(理学・工学、農学)

工学系の専門知識だけでなく、国際的・実践的コミュニケーション能力や、問題解決・論理的思考力が評価されました。工学分野で重要とされるデータリテラシーの教育の充実に加え、国際的なコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の育成が高く評価されています(Q17、Q18、Q19)。さらに、技術的な課題に対する応用的な思考力や、それを論理的に構成する基礎能力の育成に強みがあることが示されています(Q16、Q20)。

 Q6:課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される 第11位
 Q14:将来の仕事につながるような知識・スキル・態度・価値観 第20位
 Q16:論理的に文章を書く力 第8位
 Q17:人に分かりやすく話す力 第7位
 Q18:外国語を使う力 第5位
 Q19:数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能 第7位
 Q20:問題を見つけて解決方法を考える力 第7位
 Q24:卒業時までに身に付けるべき知識や能力を意識して学修している。 第14位
 Q25:授業アンケート等の学生の意見を通じて大学教育が良くなっている。 第7位

 

◆ 地域総合学部(社会)

地域社会の課題解決に向けた実践的な能力育成が評価されています。課題を見つけ、データに基づいた論理的な解決策を導き出す能力の育成(Q19、Q20)や、成果を適切に発信するための基礎的なコミュニケーション能力(Q17)に強みがあることが示されました。

 Q6:課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される  第11位
 Q16:論理的に文章を書く力 第14位
 Q17:人に分かりやすく話す力 第12位
 Q18:外国語を使う力 第23位
 Q19:数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能 第7位
 Q20:問題を見つけて解決方法を考える力 第6位
 Q22:幅広い知識、ものの見方 第17位
 Q23:異なる文化に関する知識・理解 第22位

 

◆ 情報学部(社会)

専門分野の核となるデータサイエンススキルの育成が高く評価されました(Q19)。また、きめ細やかな学習指導も評価されています(Q4、Q6、Q8)。

 Q4:理解がしやすいように教え方が工夫されていた 第12位
 Q6:課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される 第7位
 Q8:質疑応答など、教員等との意見交換の機会がある。 第21位
 Q19:数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能 第3位
 Q25:授業アンケート等の学生の意見を通じて大学教育が良くなっている。 第22位

 

◆人間科学部(人文)

学生が意識的に学び、それに教育改善への取り組みが連動していること(Q24、Q25)、さらに数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能の習得において分野内で高い評価を受けました(Q19)。

 Q6:課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される 第9位
 Q9:ティーチングアシスタントなどによる補助的な指導がある。 第8位
 Q19:数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能 第4位
 Q24:卒業時までに身に付けるべき知識や能力を意識して学修している。 第6位
 Q25:授業アンケート等の学生の意見を通じて大学教育が良くなっている。 第7位

 

◆ 国際学部(人文)

専門分野である国際的な視野と実践的な外国語能力の育成が評価され(Q18、Q23)、教員からの密接な学習指導(Q6)も上位にランクインしました。

 Q5:予習・復習など授業時間外に行うべき学習が指示される 第13位
 Q6:課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される 第8位
 Q18:外国語を使う力 第8位
 Q23:異なる文化に関する知識・理解 第8位

 

◆教養学部(社会)※人間科学科、地域構想学科

文献・資料収集分析力や論理的な文章力といったアカデミックな基礎能力において高い評価を受けました(Q15、Q16)。

 Q6:課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される 第8位
 Q13:専門分野に関する知識・理解 第9位
 Q15:文献・資料を収集・分析する力 第3位
 Q16:論理的に文章を書く力 第2位
 Q17:人に分かりやすく話す力 第4位
 Q19:数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能 第17位
 Q20:問題を見つけて解決方法を考える力 第7位
 Q21:他者と協働する力 第18位
 Q22:幅広い知識、ものの見方 第9位
 Q25:授業アンケート等の学生の意見を通じて大学教育が良くなっている。 第19位
 Q26:教職員が熱心に教育に取り組んでいる。 第13位

 

◆ 教養学部(その他)※情報科学科

論理的な文章力および数理・データサイエンスの習得(Q16、Q19)で全国1位を獲得。専門的スキルとアカデミックな基礎能力の双方において高い評価を得ました。細やかな学習支援についても高い評価を受けています(Q6)。

 Q6:課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される 第3位
 Q9:ティーチングアシスタントなどによる補助的な指導がある。 第10位
 Q14:将来の仕事につながるような知識・スキル・態度・価値観 第6位
 Q16:論理的に文章を書く力 第1位
 Q17:人に分かりやすく話す力 第4位
 Q19:数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能 第1位
 Q20:問題を見つけて解決方法を考える力 第9位
 Q24:卒業時までに身に付けるべき知識や能力を意識して学修している。 第9位
 Q25:授業アンケート等の学生の意見を通じて大学教育が良くなっている。 第5位

 

※文部科学省「全国学生調査」について

 「学修者本位の教育への転換」を促進するための取り組みの一環として実施されています。全国共通の質問項目を通じて、学生の視点から大学教育や日々の学びの実態を把握し、各大学の教育改善に活用されるとともに、国の政策立案の基礎資料などとしても活用されることを目的としています。
 令和6(2024)年度の調査は第4回試行実施として行われ、全国の国公私立大学540校が参加し、主に学部2年生と最終学年の学生を対象として実施されました。調査内容は、大学で受けた授業の状況や、大学での経験とその有用性、大学教育を通じて身に付いた知識や能力など、全33問で構成されています。
 「ポジティブリスト」は、以下の各設問において学生に高い評価を受けた上位校を一覧化したもので、各大学が教育改善に役立てることや、大学進学希望者などに大学への理解を深めてもらうことを目的に公表されています。

【令和6(2024)年度「全国学生調査(第4回試行実施)」質問項目】

問1 大学に入ってから受けた授業で、次の項目はどのくらいありましたか。

 Q4:理解がしやすいように教え方が工夫されていた
 Q5:予習・復習など授業時間外に行うべき学習が指示される
 Q6:課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される
 Q7:グループワークやディスカッションの機会がある。
 Q8:質疑応答など、教員等との意見交換の機会がある。
 Q9:ティーチングアシスタントなどによる補助的な指導がある。

問2 大学在学中に経験した以下の項目はどの程度有用だったと感じますか。

 Q10:インターンシップ(5日間以上)
 Q11:海外留学・海外研修(短期も含む)
 Q12:主に英語で行われる授業の履修(語学科目を除く)

問3 大学教育を通じて、次のような知識や能力が身に付いたと思いますか。

 Q13:専門分野に関する知識・理解
 Q14:将来の仕事につながるような知識・スキル・態度・価値観
 Q15:文献・資料を収集・分析する力
 Q16:論理的に文章を書く力
 Q17:人に分かりやすく話す力
 Q18:外国語を使う力
 Q19:数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能
 Q20:問題を見つけて解決方法を考える力
 Q21:他者と協働する力
 Q22:幅広い知識、ものの見方
 Q23:異なる文化に関する知識・理解

問4 これまでの大学での学び全体を振り返って、次の項目についてどのように思いますか。

 Q24:卒業時までに身に付けるべき知識や能力を意識して学修している。
 Q25:授業アンケート等の学生の意見を通じて大学教育が良くなっている。
 Q26:教職員が熱心に教育に取り組んでいる。
 Q27:大学の学びによって成長を実感している。

【文部科学省 全国学生調査】
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/chousa/1421136.htm

【令和6年度「全国学生調査(第4回試行実施)」ポジティブリスト(PDF:4118KB)】
https://www.mext.go.jp/content/20250930-koutou02-000001987_2.pdf