東北学院大学

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フェリス女学院大学と連携協定を締結

2025年11月18日

 11月14日、フェリス女学院大学と学生交流に関する協定を締結しました。

251114-7_1.jpg 今回の協定は、ともにキリスト教の信仰に基づく教育を行うことを建学の精神とする両校が、東北と首都圏に位置するキャンパスでの学びを通じ、学生の成長に資することを目的としています。具体的には、両大学で半年または一年間の学生の受け入れ体制を整え、相互に学生の派遣・受け入れを実施。国内留学というかたちで、日本国内においても地域ごとに異なる慣習や文化を、体験的に学修する機会を学生に提供します。
 この制度により留学した学生は交流学生として在籍し、派遣先の大学で一般学生と同様に科目を履修します。派遣先の大学で修得した単位は、所属大学の基準により卒業に必要な単位として認められます。また、留学していた期間は修業年限及び在学期間に算入されるため、標準修業年限での卒業が可能です。

 同日行われた調印式には、本学から大西晴樹学長が、フェリス女学院大学からは小檜山ルイ学長が出席し、協定書にサインしました。
 式で小檜山学長は「両校はともに改革派教会が出発点であるなど共通する部分が多く、縁が深い。そのような大学と協定を結べることは大変喜ばしい」とあいさつしました。また大西学長は「今回の協定は両校の長い交流の歴史があってのこと。フェリス女学院大学の学生には東北、宮城の地で自由に伸びやかに育ってもらいたい」と話しました。

 今回協定を締結したフェリス女学院大学を運営する学校法人フェリス女学院は、1870年に日本における最初の近代的女子教育機関として創立されて以降、150年以上にわたって女性の中等・高等教育を展開してきました。大学は1965年に開学し、1997年以降は文学部、国際交流学部、音楽学部の3学部体制で、リベラル・アーツ教育に尽力。2025年には3学部を発展改組して、1学部3学科9専攻体制に移行し、国際ビジネス・観光専攻、共生コミュニケーター専攻、音楽・身体表現専攻といった卒業後の職業を想定しやすい実学分野の専攻を新設するなど、リベラル・アーツ教育をさらに進化させています。この他に、自立した女性として社会に参画するためのジェンダー教育やジェンダー研究、キャリア教育・支援を目的として、2023年4月にはジェンダースタディーズセンターを設立し、ジェンダーの学知を生かし、女性の経験を基礎とした空間で女子大学ならではの多様性の追求と女性のリーダーシップの育成に取り組んでいます。

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