【国際教養学科】公益財団法人日韓文化交流基金 大学生訪韓団に本学学生が参加しました
2025年11月28日
公益財団法人日韓文化交流基金が実施する日韓国交正常化60周年記念事業「大学生訪韓団」に、国際教養学科3年生の佐藤葉月さんが参加しました。このプログラムでは毎年、韓国側事務局である韓国国際交流財団と共に、日韓両国の大学生を対象とした相互派遣を行っています。
実際に参加した佐藤葉月さんの参加報告です。
日韓国交正常化60周年記念事業「大学生訪韓団」体験談 国際教養学科 佐藤 葉月
【参加動機】
中学生の頃から韓国ドラマが好きで、それをきっかけに韓国語を勉強するようになり、韓国の生活文化にも関心を持つようになりました。このような関心をさらに深め、実際に体験として学びたいと思ったことが、大学生訪韓団に応募した大きな理由です。
訪韓団では、日韓の大学生・市民交流イベントへの参加や外交部訪問など、日常生活では 体験できない活動が組み込まれており、8泊9日という期間で日本全国の大学生と一緒に 経験できる点に非常に魅力を感じました。また、参加費用の負担がほとんどなく、経済的にも参加しやすいプログラムである点も、応募の決め手となりました。
【活動で印象に残ったこと】
今回の訪韓団は日韓国交正常化60周年という節目に「両手を携えよりよい未来へ」とい うテーマで行われました。
活動の中で特に印象に残っているのは「日韓交流おまつり」と「外交部訪問」です。
日韓交流おまつりでは、私たち日本人大学生が自ら和紙しおり作成体験と日本の文化やマナーを紹介するブースを一から企画しました。ブースには子供からシニアの方まで訪れてくださり様々な世代の方々とお話をしながら一緒にしおりを作成しました。韓国語でのコミュニケーションであったため言語を超えて交流する楽しさと難しさの両方を感じたとともに市民の方々と直接交流できる貴重な機会となりました。
外交部訪問では実際に外交政策に携わっている職員の方々から、日韓関係の現状や今後の課題について直接お話を伺いました。ニュースや教科書で知っていた情報も、現場で働く 方から聞くことで、外交がいかに長期的な視野と地道な対話の積み重ねによって成り立っ ているのかを実感しました。特に印象に残ったのは、「高位級の外交だけでなく、民間レベルでの交流や協力も同じくらい重要だ」というお話でした。
互いの価値観や考え方をすぐに変えることはできませんが、だからこそ対話を続け、共通 の課題に協力して取り組む姿勢が求められているのだと感じました。
今回の訪問を通して、日韓関係をより良いものにしていくためには、政府だけでなく私た ち一人ひとりが理解と信頼を深め、未来志向の関係を築こうとする意識を持つことが大切 だと学びました。
【プログラムに参加しての感想】
大学生訪韓団に参加して一番感じたのは、自分が知らなかった人々と交流する楽しさでした。訪韓団に参加しなければ出会うことのなかった人たちと、一緒に活動したり意見を交 わしたりする中で、自分の考え方やものの見方が少しずつ広がっていくのを感じました。 また、訪韓団のメンバーも初対面でしたが、限られた日程の中で行動を共にするうちに、 お互いの背景や関心、悩みまで自然と話し合える関係になっていきました。移動中や食事 の時間に交わした何気ない会話からも、多様な価値観や将来像に触れることができ、自分自身を見つめ直すきっかけにもなりました。
このように、現地で出会った人々や一緒に参加した仲間とのつながりが広がったことが、 今回の訪韓団に参加して得られた一番の収穫だったと感じています。プログラムで経験し た学びや体験を自分の中だけにとどめるのではなく自ら発信をし、今後も韓国に対する学 びを進め、深めていきたいと思っています。
私の文章を読み、少しでも関心を持ってくださったらぜひとも応募をしてほしいです! 最高の思い出と体験を得られるはずです!
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【日韓交流おまつりブース】 |
【北村韓屋村】 |
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【外交部訪問】 |
【外交部での公演会の様子】 |
【関連リンク】公益財団法人日韓文化交流基金