「陸前高田市消防・防災フェスタ2025」においてドローン防災に関する展示と企画を実施
2025年12月26日
2025年11月29日、岩手県陸前高田市のアバッセたかた前多目的広場にて開催された「陸前高田市消防・防災フェスタ2025」に、情報学部データサイエンス学科の高橋秀幸准教授が参加しました。当日は、岩手県立大学防災復興支援センターの杉安和也准教授と共同で、ドローンを活用した防災・減災に関する取り組みの展示およびドローン実演企画を実施しました。
会場では、ドローンをはじめとする各種IoT機器を活用した沿岸部地域向け避難誘導支援システムやSNSを活用した避難行動判断支援システムについて、パネル展示を通じて紹介しました。あわせて、来場者が実際にドローン操作を体験できる操縦体験ブースを設営し、参加型の企画を実施しました。
操縦体験では、参加者に対してドローンの基本的な操作方法について説明を行った後、屋外テント内において、海上での要救助者捜索支援を想定した操縦体験を実施しました。体験には、カメラおよびスピーカーを搭載した産業用ドローンを使用し、実際の災害対応を意識した内容としました。多くの来場者に参加いただき、ドローンを活用した防災・減災の取り組みに対する高い関心が寄せられました。
当日は一般来場者に加え、陸前高田市の自治体関係者の方々にも参加いただき、研究・実践的な取り組みを紹介するとともに、これまでの陸前高田市におけるドローン活用事例や、今後の防災分野におけるドローン関連技術の可能性について意見交換を行うことができました。今後も、地域社会と連携し、データサイエンスや先端技術を活用した防災・減災に関する教育・研究・社会貢献活動を推進してまいります。