東北学院大学

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【経営学部】本学経営学部の研究チームによる観光研究論文がAsia Pacific Journal of Tourism Research(Taylor&Francis)に掲載されました

2026年07月07日

 前・本学経営学部教授・松岡孝介(現・山形大学人文社会科学部教授)と本学経営学部教授・村山貴俊らの国際研究チームが執筆したMatsuoka, K., Hallak, R., O'Connor, P., Mitani, K., & Murayama, T. (2026). Destination experience and design: impacts on visitor satisfaction, engagement, and revisit intention. Asia Pacific Journal of Tourism Research, 1-21. が、Taylor&FrancisのAsia Pacific Journal of Tourism Research(Cite Score=7.2, Geography, Planning and Development=Q1)に掲載されました。
 本研究は、現・山形大学教授・松岡孝介が東北学院大学経営学部に所属していた時に着想し、本学で調査データを収集し、その後、本学教授・村山貴俊を含む国際研究チームによって研究が進められました。Asia Pacific Journal of Tourism Researchは、観光学分野の上位ジャーナルの1つであります。
 本研究は、訪問先での体験と、訪問先のデザインに対する評価が、観光客の満足度、エンゲージメント(関与行動)、再訪意向にどのような影響を与えるかを分析したものです。これまでの研究では、再訪につながる重要な要因として満足度が重視されてきました。一方、本研究では満足度に加えて、観光客のエンゲージメントに注目しています。エンゲージメントは、SNSへの投稿などによる情報拡散、アイデア提供などによる共同的な価値づくり、知人への推薦などによる影響、さらに他者を説得したり手助けしたりする行動などです。
 本調査では、日本の5つの沿岸観光地を訪れた国内観光客1,500人からデータを収集しました。SEM(構造方程式モデリング)による分析の結果、再訪意向(観光地を再び訪問するという意向)に対しては、満足度よりも観光客のエンゲージメントのほうが強い影響を有することが明らかになりました。また、訪問先での体験と、訪問先のデザインに対する評価は、観光客のエンゲージメントを大きく高めることが示されました。
 本研究は、観光客のエンゲージメントの重要性を示すと共に、それを高める観光地での経験及び観光地デザインの重要性を示唆していると言えます。
 経営学部は、教員の研究活動のパーパス(目標)として「研究成果の国際発信」を掲げています。この目標に資する研究成果については、今後も本学ホームページを通じて学内外に発信して参ります。地域課題の解決に資する研究シーズを持つ教員も多くおりますので、経営学部教員の研究活動をご支援いただければ幸いです。