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【東北学院大学研究ブランディング事業公開講演会】第二次大戦後のコモンウェルスの再編と変容(1/25開催)

2020年01月09日

第二次大戦後のコモンウェルスの再編と変容

東北学院大学研究ブランディング事業公開講演会

申込不要   無 料   土 樋

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日時:2020年1月25日(土)14:00〜17:00
会場:土樋キャンパス ホーイ記念館ホール

 イギリスでは他国に先駆けて工業化が進展し資本主義経済が成熟したこと、またイギリスが世界各地に進出し自治植民地や属領からなる世界的な帝国が成立したことは良く知られるところである。しかし、第二次世界大戦の後、イギリスとそのコモンウェルス諸国は米ソ対立というグローバルな秩序の変動にさらされる中で、戦後復興のみならず新たな社会問題への対応にも迫られることとなった。こうした内外の危機的状況における難解な問題を、イギリスそしてコモンウェルス諸国はいかにして乗り切ろうとしたのだろうか。本講演では、「移民」および「福祉国家」に焦点を当てて論じていく。
 
 
 講師                                  Lecturer
 
「イギリスの入国管理政策の展開と移民送出国」
 第二次世界大戦後、イギリスには多くの移民が流入した。特に、イギリスへの入国と定住の権利を保障されていた旧植民地からの移民が急増し、イギリスの戦後復興の労働力となった。しかし、旧植民地からの移民は、イギリス社会で人種差別を受け、のちに、政府により入国と定住の権利を奪われていく。
 こうしたなか、移民を送り出す旧植民地諸国は、自国から流出する移民の存在やイギリス政府の対応を、どのようにみていたのか。また、移民を受け入れるイギリスは、旧植民地諸国の反応をどのように受け止めていたのか。本講演では、イギリスの入国管理政策の展開を、移民流出入国双方の視点から考えたい。
 
米子工業高等専門学校教養教育科助教
原田 桃子(はらだ ももこ) 氏 
 
【講師略歴】
1989年生まれ。2017年東北学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士号(文学)取得。同年より現職。主な論文として、「ヒース保守党内閣における移民問題-1971年移民法の成立をめぐって」『ヨーロッパ文化史研究』第16号、2015年。「英語総合Ⅰ・歴史Ⅰ合同授業実践報告-英文学作品を用いた資料読解のもたらす効果について-」『米子高専研究報告』第54号、2019年。
 

 

「グローバル・ヒストリーからみた戦後イギリス福祉国家の形成と変容:ベヴァリッジ・プランの再編論争を中心に」
 戦後イギリス福祉国家の青写真となったベヴァリッジ・プランは、先進各国の模範となったほか、英領植民地の社会保障構想にも大きな影響力を与えた。この意味で、ベヴァリッジ・プランのグローバル・インパクトは極めて甚大なものであったと言って良い。しかしながら、1960年代以降の国際通貨ポンドの不安定化を背景とし、労働党・保守党の間でベヴァリッジ・プランの再編論争が活発化することになる。本報告では、国際通貨ポンドの動向と、再編論争を後押しした英米のリベラリズムに着目しながら、戦後イギリス福祉国家の変容をグローバル・ヒストリーの観点から明らかにしたい。
 
本学経済学部准教授
佐藤 滋(さとう しげる)
 
【講師略歴】
横浜国立大学大学院国際社会科学研究科博士課程後期修了。博士(経済学)。

 

対  象   どなたでも受講できます。
申込方法   直接会場にお越しください。
受 講 料   無料
主  催  
東北学院大学研究ブランディング事業
「東北における神学・人文学の研究拠点の整備事業」
問い合わせ先   東北学院大学研究ブランディング事業推進室
   
TEL・FAX 022-264-6547
E-mail:branding@mail.tohoku-gakuin.ac.jp