2019年11月18日

　11月9日に、本学土樋キャンパスで「保護者のための就職セミナー」が開催されました。第Ⅱ部分科会の法律学科プログラムでは、昨年度の法学部生の就職状況についての説明、内定した4年生による就職活動体験談、個別相談などが行われました。

　以下は、就職体験談を話してくれた4年生による記事です。　法学部教員　大窪誠

「保護者のための就職セミナー」で就活体験談を話して感じたこと
　
　法学部法律学科4年　K.Y

　私の家庭では、就職活動の進捗を尋ねられることはあっても、活動の内容についてはとくに言及されなかった。私としては必要以上に意見を言われない環境のおかげで、試験会場と家の雰囲気の違いが集中力のスイッチとなってくれていたと、今になって思う。
　今回このような場で自分の就職活動体験を話させていただくにあたって、とても驚いたことがある。自分の予想よりも大変たくさんの方にご参加いただいたことだ。そして他の学生や私の話し姿を見る熱心な姿勢とは裏腹に、就職活動をする当事者の精神的負担にならないような接し方について尋ねられたことだ。このようなセミナーに足を運ぶ方たちは就職活動の当事者のような意識を持たれていると思っていたので、必要以上に干渉しすぎないようにしたいという言葉が衝撃だった。
　私の家族は就職活動についてとくに意見を言うことはなかった。しかし実際はこのセミナーに来てくださった方のように心配しながらも見守ってくれていたのだと思うと、親というものはなかなかに越えがたいものだと痛感した。できないことは何かも未だわからないが、社会に出て親に負けない人間を目指したい。