三須先生のご著書紹介
2022年05月24日
本学法学部で国際政治論を担当されている三須拓也先生が執筆された書籍が出ましたので、ご紹介いただきました。
* * *
去る4月19日、法律文化社から『デタントから新冷戦へ-グローバル化する世界と揺らぐ国際秩序』が公刊されました。これは立命館大学の益田実先生を中心とした冷戦史の共同研究の成果で、1970年代末から1980年代初頭の国際秩序が大きく変わった時期について、様々な角度から考察しています。
※出版社の紹介サイトはこちら
|
三須も第7章「カーター政権の南部アフリカ政策とデタントの終結―シャバ、アンゴラ、オガデン戦争の連環と領土保全原則の浸透」を執筆しました。
この論文は、コロナ前の2018~2019年頃にカーター大統領図書館(ジョージア州アトランタ)や、アメリカ国立公文書館(メリーランド州カレッジパーク)で集めた政府史料をもとにし、アフリカにおける領土保全原則の冷戦史上の意味を考えるものです。
国立公文書館内の様子(2018年)
|
海外での調査はトラブルがつきものですが、アトランタ滞在時には、持参のPCが故障して、冷や汗をかきました。早くコロナが収まり、以前のように気軽に海外に行けることを心待ちにしています。
法学部教員 三須拓也