木下ゼミのご紹介
2025年06月10日
3年生の演習一部では、前期、講義科目「地方自治論Ⅰ」の進行に沿って関連する論文を読み進めています。先週は、講義が「日本の地方自治の歴史」だったことに対応して、1960年代頃の仙台市の地方自治についての文章を読みました。3年生の皆さんには、生まれる何十年も前のことで、社会の状況が今とは大きく異なるため、正確な理解は難しい面もあったかと思います。最初に少人数での話し合いを促すなど、質問を出やすくするのは、司会担当者の工夫のしどころでした。次回は、講義で選挙を扱うのに並行して、多選に関連する論文を読む予定です。
演習一部では、各自が担当する市町村を決めて、定期的に調査・発表することになっています。それまでに読んだ論文に対応する内容の調査をすることになっているため、次回の発表では、それぞれの市町村の歴史や選挙について、調べてもらうことになる見込みです。このような調査・発表を重ね、そのたびに仲間の調査・発表と比較したり質問をし合うことで、文献から学ぶだけでなく、自分が選んだ市町村について、その実態を多面的に理解できるようになることを期待しています。
(教員 木下淑惠)
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