2020年11月02日

　10月28日、学校法人東北学院・東北学院大学ハラスメント対策委員会、東北学院大学体育会監督会、TGスポーツOB連合会の共催による「体育会指導者対象ハラスメント対策講演会」が土樋キャンパス8号館5階の押川記念ホールで開催されました。

　例年はTGスポーツOB連合会主催の「スポーツ講演会」を、スポーツ界の著名人を招いて開催しており今年度は6回目となる予定でしたが、新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を考慮し、今回は体育会指導者を対象としたハラスメント対策に関する講演会を３者共催で行いました。

　当日は早坂友行総務課長が司会を務め、初めにTGスポーツOB連合会の高橋富士男会長による挨拶が行われました。続いて本学OGで、はづき法律事務所の髙城晶紀弁護士（法学部法律学科卒）に「体育会活動におけるハラスメント防止対策」と題して講演をいただきました。

　講演の中で髙城弁護士は、昨今の報道でも取り上げられている課外活動下におけるパワー・ハラスメントをはじめ、SNSにおけるハラスメントやセクシャル・ハラスメント、ジェンダー・ハラスメントなどについて多岐に渡り事例を交えながら分かりやすく説明しました。また相手を一人の人間として尊重することや、地位や立場の違い・影響力を自覚するといったことなど、学生を指導する側としてハラスメントをしないために気を付けることなどを解説しました。

　例年とは異なり人数を限定した講演会となりましたが、最後に東北学院大学体育会監督会の粟野眞会長が閉会の挨拶をし、会は盛況のうちに終了しました。