2022年06月09日

　小学校教員の英語指導力向上を目指す「小学校外国語のための免許法認定講習」の開講式が6月4日、土樋キャンパスで行われました。当日は、今回受講する宮城県内の小学校教員6名や本学関係者が出席したほか、宮城県教育庁教職員課から鏡味佳奈課長、梅原登世子班長を来賓としてお迎えしました。

開講式に出席した今回の受講生	来賓の宮城県教育庁・鏡味課長

　開講に当たって本学教職課程センターの大迫章史所長は、小学校における英語教育・活動が本格化している状況を踏まえながら「グローバル化が進む中で英語教育の重要性を認識し、この講習を未来ある児童の教育に生かしてほしい」とあいさつしました。また本学を代表して村野井仁副学長は、忙しい合間を縫って参加した今回の受講生に敬意を表すとともに「小学校の授業だけでなく、もっと幅広い視点で英語教育について学んでいただきたい」と話しました。

開講式であいさつをする大迫所長（左）、村野井副学長

　この講習は、文部科学省「教員養成機関との連携による専門人材育成・確保事業」の一つとして本学が委託を受け実施しており、開催は今年度で5回目、これまでの受講生は100名を超えます。中学英語二種免許が取得可能な教員免許状認定講習として実施することで、中学校でも英語を教えられるような、高度な英語指導力を小学校教員に身に付けていただくことがねらいです。

　内容は、英語という言語について専門的に学び、英語の指導法や教育相談・生徒指導について実践的に学ぶ14科目で構成。指導には英語教育や英語英文学などを専門とする本学の専任教員が当たるほか、小学校での英語教育や生徒指導の現場経験が豊富な講師もお招きしており、英語教員の養成で長い伝統を持つ本学ならではの地域貢献事業です。