経済学科 白井ゼミの学生に学長表彰
2023年02月21日
2月16日、本学経済学科の白井大地ゼミに所属する岩倉朱里さん(3年)と鈴木満理奈さん(同)に対して学長表彰が行われました。
この表彰は昨年12月11日に滋賀大学で行われた「第68回日本学生経済ゼミナール大会」のプレゼンテーション部門で最優秀賞を受賞したことを賞するものです。
2人は「地方銀行の多角化による銀行のパフォーマンスへの影響」というテーマで、地方銀行の事業多角化が実際に業績の改善につながるかを検証。傾向スコアマッチング法による分析の結果、多角化は総資産利益率(ROA)に対して負の影響を与えることを明らかにしました。その上で、業績の改善には取締役会の機能強化を通じたマネジメントの改善や、本業の融資業務の強化が必要であると結論づけました。
大西晴樹学長は「ゼミのメンバーとともに力を合わせて学んだ結果が審査員の心をつかんだと思います」と話し、優秀な成果を称えました。大西学長から研究過程について問われた2人は「集めたデータを分析するときに使用するソフトウェアのコードを書くところから自分たちで取り組む必要があり、大変でした。結果が出ずに苦労したこともありましたが、大会に間に合って良かったです」と振り返りました。
日本学生経済ゼミナールが主催するこの大会は全国の経済・経営・商学部の学生を参加対象としており、例年1500人ほどが参加しています。今回のプレゼンテーション部門では、エントリーした203チームのうち予選会を勝ち抜いた19チームが3つの分科会に分かれて本選に進み、各分科会で最優秀賞が選ばれました。