2023年03月14日

　宮城県労働委員会による、アルバイトを行う際の関係法令などを学ぶ出前講座が3月10日、泉キャンパスで行われ、学生アルバイト委員会の学生6名が受講しました。

　当日は宮城県労働委員会事務局審査調整課から職員2名を講師にお招きし「労働法・ワークルールを学ぶ」というテーマでお話をしていただきました。講座では労働法の概要のほか、労働に関する基礎知識をトラブルの事例などを交えながら分かりやすく解説。仕事の内容や賃金、勤務時間、休憩時間、休日といった労働条件を働く前に確認することや、働いていて疑問を感じたらためらわず周囲に相談することの大切さなどについても触れられました。
　講座終了後には質疑応答と意見交換の場が設けられ、学生からは自身のアルバイトでの経験なども踏まえた質問が多く寄せられ、意見交換も活発に行われました。この中で講師は、基本的な知識を知ることの重要さに触れ「知らないと何がトラブルなのかも分からない。知識を身に付けることで、調べたり相談するといった行動ができ、解決への道しるべになる」と説明していました。

　今回受講した学生アルバイト委員会は、企業から届くアルバイトの依頼を本学在学生に紹介する学生団体で、現在24名で活動中。新型コロナウイルス感染症の拡大以降企業からの依頼数は減少傾向でしたが、ここ最近は幅広い業種から多くの依頼があるそうです。講座を受けて委員会のメンバーたちは「委員会活動の中で法律を学ぶ機会はあったが、より詳細な内容で勉強になった」「アルバイトだけでなく、社会人になっても役立つ情報を知ることができた」など感想を話していました。また単に在学生にアルバイトを紹介するだけでなく「委員会経由でアルバイトをして良かったと思ってもらえる環境づくりをしたい」「今回得た知識を委員会だけに留めず、在学生全体の啓発につなげていきたい」など今後に向けた抱負も聞かれました。
　
　今回の講座を企画した学生課では、学生がアルバイトをする上で基本となる知識を浸透させるため、今回のような講座を次年度以降も開催することを検討しています。

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