2024年04月15日

　今年の3月に卒業した兼子大起さん（情報基盤工学科）が、3月15日から17日にかけて神奈川大学横浜キャンパスを会場に開催された「情報処理学会第86回全国大会」で学生奨励賞を受賞しました。

　同賞は、学生セッションで研究発表を行った中から優秀な発表に対して贈呈されるもので、兼子さんは「服装と顔画像にもとづく年齢推定手法の提案」と題した研究発表を行いました。
　この研究では、人物の画像からその人物の年齢を推定する技術を提案しました。従来、画像からの年齢推定は、顔領域の画像を主に使用していました。しかし、マスクやサングラス、帽子などで、顔が隠れている場合、推定精度が低下するという問題を抱えています。この問題に対して、兼子さんは、服装も年齢推定に有用な情報になると考え、画像の中から人物の顔だけではなく、服装の情報も抽出して年齢推定を行う技術を提案し、実験により、その有効性を確認しました。

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