東北学院大学

新着情報

【情報科学科】岩上鈴実さんと栗原楓夏さんに学長表彰

2025年06月18日

250613-1_1.jpg

 6月9日、情報科学科4年の岩上鈴実さんと栗原楓夏さんに学長表彰が行われ、大西晴樹学長から表彰状と記念品が贈られました。
 これは2人が昨年11月、当時岩手県立大学総合政策学部に在籍していた菅原千寛さんとチームを組み出場した「岩手もりおか学生デジタルアイデアコンテスト2024」で、最優秀賞を受賞したことを賞するものです。

250613-1_2.jpg 250613-1_3.jpg

 コンテストは、IT人材の育成・発掘や、岩手県内での実用化が見込めるデジタル技術の活用案創出を目的に県内の産学官が連携し開催。参加した45チームから一次選考を勝ち抜いた10チームが最終審査会に出場し、アイデアの革新性、独創性、市場性、岩手県における実現可能性などを基準に選考が行われました。
 3人によるチーム「さっこらツアーズ」は、岩手県の散策を支援するアプリ「おでんせ岩手~願いをかなえる散策プランナー~」を提案。このアプリは、画面に表示された地図を指でなぞると観光スポット、所要時間、天候などを考慮し散策プランを提示し、散策中にはトイレやAEDの設置場所、避難所などの情報が表示されます。

 岩上さんは以前から観光客向けのアプリ開発に興味を持っていたといい、同じ思いを持った栗原さん、菅原さんとチームを結成。集中して取り組み、約4か月でアイデア出しから試作品の製作まで終わらせました。
 大西学長から既にリリースされているアプリとの違いを聞かれた岩上さんは「差別化のために、気象データと市街地の建物を3Dモデル化したデータを組み合わせて、日陰になりやすいエリアと日なたになりやすいエリアをマップ上に表示できるよう開発しました」と話しました。指でなぞって地図の範囲を指定する機能は栗原さんが発案したといい、誰でも簡単に操作できるよう工夫が凝らされています。
 最終審査会に向けて、過去の入賞チームの発表動画を見たり、実際に大勢の学生の前で発表の練習をしたりと入念な準備を重ねた結果、さっこらツアーズは最優秀賞を受賞しました。

 コンテストについて岩上さんと栗原さんは「最終審査会に出場が決定した各チームはいずれも非常に優れたアイデアを持っていたため、勝てるかどうか不安でしたが、メンバー同士支え合いながら最後まで挑戦することができました。ご協力いただいた皆さまに感謝しています」と振り返りました。
 今後2人は、分野を変えて卒業研究に取り組む予定とのことです。

【関連リンク先】
【情報科学科】情報科学科の学生チームが岩手もりおか学生デジタルアイデアコンテスト2024で最優秀賞を受賞しました