2025年度「音楽への招待 時代の音 レクチャーコンサート・シリーズ」第1回公演が開催されました
2025年07月24日
第一級の音楽家を招き、心躍る演奏とレクチャーで紡ぐコンサートシリーズ「時代の音」。2025年度第1回公演は「ロマン派の時代 ふたりの伴侶を一度に持つと…~ドイツ・リートにおける表現の多様性~」をテーマに、7月18日に五橋キャンパス押川記念ホールで開催されました。
本公演には声楽家(テノール)の大島博氏を講師に迎え、ドイツ歌曲の演奏とレクチャーが行われました。
「魔王」や「旅人の夜の歌」など、一つの詩に異なる作曲家が曲を付けた作品が取り上げられ、ピアニスト・浅井道子氏の伴奏に合わせて大島氏のテノールが響き渡りました。来場者は表現の違いを聞き比べ、演奏の合間のレクチャーでは、歌曲の紹介のほか、作品が生まれた時代背景や作曲家の人生に耳を傾けました。
公演の終わりには来場者から大きな拍手が送られ、「シューベルトなどの有名な曲の別の作曲家のバージョンが聞けてよかった」「違いがよく分かった」という声が寄せられました。
今年度の「時代の音 レクチャーコンサート・シリーズ」の公演は全2回を予定しており、次回は10月18日(土)、「ロマン派の宗教音楽~教会からコンサートホールへ~」をテーマに同会場で開催します。皆様のお越しを心よりお待ちしております。