アメリカ高率関税の衝撃 ― 130年前カナダとドイツはどう応じたか
ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会
- 申込不要
- 土樋キャンパス
- 入場無料
- 定員なし
- 日時:2026年10月31日(土) 14:30~17:00(受付開始:14:00)
- 会場:土樋キャンパス ホーイ記念館 H301教室
講座概要
アメリカ合衆国の高率保護関税政策は19世紀末の世界経済にも波紋を広げた。アメリカは19世紀後半に保護貿易主義を敷いており、1897年のディングリー関税法はその頂点に位置づけられる。同法は輸入品に非常に高い関税を課すとともに互恵条項を設け、諸外国に大きな衝撃を与えた。本講演会では、この関税法が、イギリス帝国の一員として通商政策を模索していたカナダと、通商条約体制の見直しを迫られていたドイツにどのような影響を及ぼしたのかを取り上げ、この一連の出来事の歴史的意義を考えたい。
講師
「北米大陸のカナダ」と「イギリス帝国のカナダ」―ディングリー関税法と英米加北大西洋三角形-
福士 純 (東京経済大学経済学部 教授)
19世紀後半において、イギリスの植民地カナダは、通商政策に関する二つの路線を模索していた。その一つがイギリス帝国経済統合、もう一つが対米関係強化による北米経済圏の確立であり、カナダは後者を志向しつつも前者に基づく発展を選択した。その決定の契機の一つが、アメリカのディングリー関税法である。本講演では、ディングリー関税法がカナダの通商政策志向に与えた影響をイギリスとの関係に留意しながら検討する。
ドイツ通商政策の「第三の道」か-ディングリー関税法と「中欧」構想-
杵淵 文夫 (本学文学部歴史学科 准教授)
19世紀後半において、工業大国へと成長したドイツは海外市場への進出を積極的に進めていたが、世紀転換期には通商条約の更新問題に直面していた。折しも、ドイツの競争相手として警戒されつつあったアメリカがディングリー関税法を制定したことは、ドイツの通商体制の問題に一石を投じることとなった。本講演では、この関税法がドイツ等の通商政策とその議論に及ぼした影響を検討する。
- ■募集人数/なし
- ■対象 /どなたでもご参加いただけます。
- ■受講料 /無料
- ■申込 /不要
- ■主催 /ヨーロッパ文化総合研究所
-
■問合せ先/
ヨーロッパ文化総合研究所
TEL 022-264-6379
E-mail:europe@g.tohoku-gakuin.ac.jp
キーワード
- 2026年度
- 講演会
- ヨーロッパ文化総合研究所
- 土樋キャンパス