暑さ指数(WBGT)に伴う課外活動の活動方針
キャンパスライフ:キャンパスライフ 2026年07月09日
課外活動団体および体育施設資料者の皆様へ
~安全な活動のためのガイドライン~
東北学院大学では、課外活動に取り組む学生の健康と安全を最優先に考え、熱中症予防のための方針を定めています。全国的に猛暑が続く中、課外活動中の熱中症リスクが高まっており、大学でも救急搬送や重症化の事例が報告されています。
文部科学省、厚生労働省、スポーツ庁及び大学スポーツ協会(UNIVAS)も、学生アスリートの安全確保に向けて、熱中症予防の徹底を呼びかけています。本学でもこれをふまえ、活動方針を策定しました。
つきましては、以下の暑さ指数(WBGT)基準表を参考に、課外活動は無理なく行ってください。
学生部長 高橋 信二
1.暑さ指数(WBGT)に基づく活動管理
WBGT(Wet Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)は、熱中症リスクを示す指標です。気温だけでなく、湿度、輻射熱(日差しなど)、風速などを総合的に評価するため、実際の危険度を正確に判断できます。
・WBGT値の測定と遵守
気温ではなく、湿度や輻射熱を取り入れた暑さ指数(WBGT値)を基準にします。
・活動の制限・中止判断
日本スポーツ協会(JSPO)の指針等に準じ、WBGT値が一定基準(原則31℃以上など)を超えた場合は、運動の原則中止や活動時間の変更を行います。
・環境に応じた調整
こまめに休憩を挟み、負荷などの運動強度を適切に調節します。
2.事前の身体づくり(暑熱順化と体調チェック)
・段階的な暑さへの慣らし
本格的な暑さを迎える前や梅雨の合間に、無理のない範囲で体を暑さに慣らす「暑熱順化」の期間を設けます。
・毎日のセルフチェック
睡眠不足、朝食の欠食、下痢や風邪などの体調不良がある場合は、無理をさせず活動を休止させます。
・周りに配慮が必要なひとはいませんか?
体力の低い人、過去に熱中症を起こしたことがある人、暑さに弱い人等をあらかじめ把握して個別に配慮します。
3.定期的な水分・塩分補給と身体冷却
・定時・こまめな補給
喉の渇きを感じる前に、あらかじめ「飲水タイム」を設定して規則的に水分・塩分を補給します。
・体重減少率の管理
運動による体重減少が2%を超えないよう、運動前後の計画的な給水を推奨します。
・積極的な身体冷却
休憩時には、防具を外したり衣服を緩めたりして熱を逃がします。また、近年はアイススラリーの摂取(内部冷却)や、氷水に手を浸す手掌冷却(外部冷却)が強く推奨されています。
4.組織的な安全管理と緊急時体制の構築
・責任者の配置と役割分担
現場ごとに安全管理責任者を決め、WBGTの測定や体調不良者の監視を行います。
・救急処置の準備と周知
冷却用の氷、経口補水液、応急処置マニュアルなどを常備します。
〔熱中症予防のための共通事項〕
文部科学省、厚生労働省及び大学スポーツ協会(UNIVAS)等が推奨する基本対策をまとめました。
| 項目 | 熱中症予防ポイント |
| 体調管理 | ☑ 前日は十分な睡眠をとる |
| ☑ 朝食を含めたバランスのよい食事をとる | |
| ☑ 不眠時は無理せず参加を控え、指導者へ報告する | |
| 暑さへの慣れ | ☑ 急な激しい運動は避け、徐々に強度を上げる |
| 服装 | ☑ 通気性・速乾性のある明るい服を着用する |
| ☑ 屋外では帽子を着用する | |
| 水分補給と休憩 | ☑ 30分おきに水分補給。大量の汗にはスポドリ等を |
| ☑ 休憩は風通しの良い日陰で | |
| 指導者の役割 | ☑ WBGTの確認・判断、学生への指示、異変への対応 |
| 緊急対応体制の整備 | ☑ 水嚢や経口補水液の常備、緊急連絡先の確認 |