惜しくもベスト8入りならず:全日本学生剣道優勝大会
体育会:剣道部 2016年10月27日
惜しくもベスト8入りならず:全日本学生剣道優勝大会、剣道部健闘!!
2016年度 第64回全日本学生剣道優勝大会
剣道部師範 曽根 孝悦
2016年10月9日、(エディオンアリーナ大阪・旧大阪府立体育会館)において、第64回全日本学生剣道優勝大会が開催されました。

思い起こすまでもない昨年の予選落ちに鉄槌を食らった本学体育会剣道部一同は、気持ちを入れ替え、心をひとつに厳しい春・夏の強化に積極的に挑み、鍛え上げてきました。
その努力が結果となり9月11日の東北学生剣道優勝大会で優勝を勝ち取ることが出来たのです。
しかし、昨年と違うところは東北の優勝で満足することではありません。
全国で数ある強豪大学と対等に渡り合い、何回でも多く勝ち上がり、自分たちの実力を試すことに眼は向けられていました。
いよいよ満を持しての全日本優勝大会に臨む日を迎えたのです。
一回戦の相手は、東海連盟代表の愛知大学です。本学の1回戦必勝の布陣は、実力、コンディション等々吟味の上、
先鋒に木下泰地(法学部、2年生)、次鋒に高橋朋史(経済学部、4年生)、五将に鈴木健太(法学部、3年生)、中堅は小菅柾毅(教養学部、3年生)
三将に岡部晃也(経済学部、4年生)、副将に佐藤信二(法学部、4年生)、大将が吉田圭吾(経済学部、4年生)で戦うこととしました。
控えには、2年生の、栗田一輝(法学部、2年)と鈴木大地(経済学部、3年)が万全を期して出番を待ちます。
先鋒戦の試合開始、木下は持ち前のスピード感のある多彩な技を繰り出し、積極的に攻撃を展開したのですが惜しくも引き分け。
次鋒高橋は、冷静に戦い小手を二本連取、先ずは本学を有利に戦えるよう役目を果たしたのです。
次の鈴木健太は善戦したものの引き分け。
中堅小菅でさらに本学有利に引き込むよう奮闘、鮮やかな面を決めて一本勝ち、2対0と勝利へのムードを高めました。
三将岡部は、激しい技の応酬が繰り広げられた後、堅い決意と自信を持って面に踏み込んだ素晴らしい先の出頭面を決めたのでした。
これで3勝、勝ちが決まりです。副将佐藤は1回戦の固さがあったのか竹刀を落として反則負け。
大将は丁々発止の戦いを展開しながらも引き分け。
1回戦は、3勝1敗3引き分けとなり、2回戦進出を決めたのです。
1回戦の試合は、一般的に堅くなる、あるいは、力みすぎる、最悪あがる、などといって、本来持っている力を十分に出し切ることが出来ずに、
気付いたときには試合が終わっていることがあります。
今回の戦いぶりからはこのようなことはまったく感じられず、伸び伸び戦う本学選手に逞しささえ感じたところでした。
勝ち上がる度に、厳しさは増していくのは言うまでもありません。
改めて気を引き締めて、緊張感、集中力を高め、2回戦に備えたのです。
2回戦は、関東連盟代表の強豪帝京大学と対戦となりました。布陣は2回戦と同じで臨みます。
先鋒、次鋒共に引き分け、五将鈴木健太が小手、面を連取して勝利を引き込みます。
中堅小菅も引き分け、三将岡部で勝利を確実にしたいところです。
相手は長身の上段、岡部とは身長差20センチ以上もあります。
上段から振り下ろされる面、小手を上手に捌き、相手のふとした隙を自然体で左小手を決めて取ったのです。
見事な技での一本勝ちでした。この二勝目で大きく勝利を手繰り寄せたのですが、この後がそうは問屋がおろさないのであります。
副将戦は、互いに必死です、帝京大学は後がありません。佐藤信二が面を先取し、4分の時間が満了、終了の笛の合図と同時に突きを決められたのです。
ところが、主審は、勝負の宣告をして試合再会、このようなときの本来の対応は宣告直後終了の笛を吹かなければならないのですが、このとき一瞬の時間差が出来ました。
必死の帝京大副将小林はなりふり構わず面に飛んだのです。その面に審判3人が旗を揚げてしまったのです。
結果は、明らかに試合時間が過ぎていることが周知の事実であることから取り消しとなり、引き分け、本学の勝利が確定です。
もちろん、帝京大学の監督は意義ありと抗議はしましたが、却下されました。様々な試合を経験してきましたが、初めての出来事と言ってもいい事例と言えます。
大将吉田は、善戦はしたものの相手大将の気迫に圧されたか面と小手の二本を決められて負けたものの、本学が2勝1敗4引き分けで3回戦へと駒を進めることが出来ました。
2回戦の相手は、帝京大学、正に関東連盟の強豪校でしたが、少しもひるむことなく、逆に気持ちでも圧倒するくらいの戦いぶりを見せてくれました。
いよいよ3回戦、ベスト8入りをかけて日本体育大学と対戦しました。
今年の夏には関東遠征で胸を借りた相手です。しかしながら、冷静に持てる力をすべて出し切るように気を引き締めて一丸となって戦いを挑みました。
先鋒、次鋒は共に積極果敢に攻め、受け、返して持ち味を出し切って戦いましたが引き分け。鈴木健太が面を取られて一本負け。
中堅小菅も同じく面を取られて負け、何とか試合を本学ベースに取り戻そうと必死に戦うのですが、さすがに強豪校だけにそう簡単には打たせてくれませんでした。
絶好調の岡部も小手、面と連取されてしまったのです。副将が引き分けたものの、大将吉田が、小手を先取しながら、突きと面を奪い返され負け。
ベスト8への壁は堅く、高いものを感じた瞬間でもありました。

さすがに、関東でも活躍目覚しい日本体育大学の強さを感じさせられた一戦ではありました。
日体大の強さと言うよりも、本学にベスト8の力があったのかどうか、ここを振り返りのポイントにしなければなりません。
この日体大は、次の試合では筑波大学でしたが、筑波の圧勝で敗退しています。
さらに、この筑波大は、準決勝では中央大学に敗退しています。
決勝戦は、中央大学と大阪体育大学、中央大学が涙を飲んだのでした。
今回の大会を振り返り、最初に何年振りかのベスト16入りを果たした本学選手の健闘を称えたいこと。
次に、本学の全国での実力がある程度見極められたこと。
そして、今後の具体的な目標として全日本ベスト8以上を掲げて、今年以上に厳しさを増した稽古をしなければならない覚悟を決めたこと。
このようなことを成果として挙げたいと思います。
結びに、本学剣道部部員一同のますますの精進、活躍を祈念して報告といたします。
