活動報告

暑さ指数(WBGT)に伴う課外活動の活動方針

キャンパスライフ:キャンパスライフ 2025年08月01日

課外活動団体および体育施設利用者の皆さまへ

~安全な活動のためのガイドライン~

  1. 本学では、課外活動に取り組む学生の健康と安全を最優先に考え、熱中症予防のための方針を定めています。全国的に猛暑が続く中、課外活動中の熱中症リスクが高まっており、大学でも救急搬送や重症化の事例が報告されています。
  2. 文部科学省、厚生労働省及び大学スポーツ協会(UNIVAS)も、学生アスリートの安全確保に向けて、熱中症予防の徹底を呼びかけています。本学でもこれをふまえ、活動方針を策定しました。
  3. つきましては、以下の暑さ指数(WBGT)基準表を参考に、課外活動は無理なく行ってください。

学生部長 高橋 信二

 

  1. heatstorke_shishin_202506.jpg
  2. 引用元
  3. 公益財団法人日本スポーツ協会
  4. スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック』より引用

 

1.暑さ指数(WBGT)とは?

  1. WBGT(Wet Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)は、熱中症リスクを示す指標です。気温だけでなく、湿度、輻射熱(日差しなど)、風速などを総合的に評価するため、実際の危険度を正確に判断できます。
  2.  
  3. 東北学院大学では、土樋・泉キャンパスの体育施設において、6月~10月にWBGTを毎日測定しています。体育施設利用者でもWBGT計を活用し、活動場所の値を確認してください。
  4. WBGT計測機器が手元にない場合は、一般社団法人日本気象協会が発表している熱中症情報(WBGT近似値)を積極的に活用しながら効果的な熱中症予防対策を講じてください。

 

2.熱中症予防のための共通事項

文部科学省、厚生労働省及びUNIVASが推奨する基本対策をまとめました。

                 項 目

               熱中症予防ポイント

体調管理
前日は十分な睡眠をとる
朝食を含めたバランスのよい食事
不調時は無理せず参加を控え、指導者へ報告する
暑さへの慣れ
急な激しい運動は避け、徐々に強度を上げる
      服装
通気性・速乾性のある明るい服を着用する
屋外では帽子を着用する
水分補給と休憩
30分おきに水分補給。大量の汗にはスポドリ等を
休憩は風通しの良い日陰で
指導者の役割
WBGTの確認・判断、学生への指示、異変への対応
緊急対応体制の整備
氷嚢や経口補水液の常備、緊急連絡先の確認

 

 

3.各課外活動団体の運用について

本方針は大学の基本方針に基づき、各部の状況に応じたルールの設定も可能です。熱中症は予防できます。安全な活動のため、指導者・部員が協力して取り組みましょう。