東北学院大学

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経済学部

教員紹介

篠崎 剛 准教授

テーマ
経済成長と国際貿易

経済のグローバル化の進展は、貿易の拡大を通じて世界各国に多くの恩恵を与える一方で、国際間の所得格差の拡大および一部の発展途上国における貧困問題などの弊害をもたらしています。3年間のゼミで与えられるテーマは「先進国に生ける私たちが、発展途上国に対して、および他の先進諸国に対して、どのような経済政策を採用するべきか」を考えることです。受講生は、経済学は、経済学を使った世の中の測り方を理論・実証の両面から学び、経済学が世の中をきちんと説明できる有用なツールであることを実感できます。

目標

経済学の問題解決策を提案するためには、モデルを用いて理論仮説を立て、データを使ってそれを検証することが必要です。各受講生がこのプロセスの必要性を認識するだけでなく、実際に、他の問題にも応用できる力を培うことが目標です。

授業内容
演習Ⅰ 経済学的な考え方を身に付けるため、基礎的な経済学のテキストの輸読および発表を行います。その成果は、12月に行われる他学科のゼミとの合同研究会において、作成したグループ論文および発表方法の両面を、合同ゼミ全体の参加者から評価されることで与えられます。
演習Ⅱ 1年を通して、(1)現実経済が抱えている問題を発見する、(2)問題の解決のための理論的仮説を構築する、および(3)理論仮説の有効性をデータ分析により実証的に評価する、という課程を繰り返すことにより科学的な思考法を学びます。その結果は、5月行わる2、3および4年生のゼミ内合同研究発表会での研究発表および12月に行われる全国インターゼミナール研究大会へ参加することでの他大学の学生との討論を通じて与えられます。2月には防災・社会貢献ディベート大会へ参加します。他地域の学生と議論することで、卒業し社会に出る前にディベートという対話形式の中で限られた時間で効果的に議論する方法を学びます。最後に3年次がマクロ経済学を2年生に「教える」サブゼミナールを行い、物事を人に伝える方法を学びます。
演習Ⅲ 演習Ⅰ・Ⅱで培った研究スキルを磨くため、グループ研究から個人研究へとステップアップし、演習Ⅰ・Ⅱにおいてグループで行ったすべての作業を個人で行うことで、3年間での積み残しが無いようにします。この成果は、学年末での卒業論文の研究報告会という形で、2・3年生から講評してもらいます。
最近の論文テーマ(一部)
  • 福島県の市町村の「最適規模」の推定
  • 夏の気温が消費に与える影響
  • 仮説住宅の利便性の推計 ~ハブモデルの理論的応用~
  • 消費者の危険回避行動の決定要因 ~証券取引実験による推計~
  • 政府開発援助がアジア圏の経済格差に与える影響
  • 費用便益分析から見た宮城県の高速道路開発について
  • ICT投資による経済成長
  • 日本における航空サービス産業の価格挑戦