【おもてなしの経営学】源兵衛 女将 佐藤久美子氏
2010年11月11日
自分もお客様も納得の行く商売を
経営学部では、宮城県にある旅館の女将から、おもてなしやサービスの実践を学ぶ「おもてなしの経営学」という講義を開講しています。 11月10日は、その第3回目として、遠刈田にある旅館・源兵衛の女将佐藤久美子氏の講義が行われました。
源兵衛は比較的規模が小さい(平屋・11部屋)旅館だからこそ、一人ひとりのお客様の声を聞きながら、とくに丁寧な対応を心がけていることや、「営利だけでなく、(自分もお客様も)納得の行く商売をしたい」という女将の経営理念を熱く語っていただきました。また3年前の宮城デスティネーション・キャンペーンをキッカケとして、遠刈田の街を魅力あるものにするために、街の人たちと共同で立ち上げてきた様々なプロジェクトも紹介してくださいました。
源兵衛を平屋の小さな旅館にしたのは、ご姑様を介護された経験、そして障害を持つ娘さんを育てられた経験から、高齢者の方、障害を持つ方に行き届いたサービスを提供したいという思いを持たられたからだそうです。お客様への熱い思い、家族への愛情、そして街の人とのつながりが、現在の女将さんの活動を支える源となっていることが、ひしひしと伝わってくる講演でした。
第1回 (10月20日):
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篝火の湯 緑水亭 | 若女将 | 高橋知子氏 |
第2回 (10月27日):
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南三陸温泉 ホテル観洋 | 女将 | 阿部憲子氏 |
第3回 (11月10日):
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心づくしの宿 源兵衛 | 女将 | 佐藤久美子氏 |
第4回 (11月17日):
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うなぎ湯の宿 琢琇 | 女将 | 佐々木久子氏 |
第5回 (11月24日):
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時音の宿 湯主一條 | 女将 | 一條千賀子氏 |
女将の講義のあと、学生はメールで感想を提出することになっています。
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