東北学院大学

学長の部屋

共生する難しさと、大切さを知る。

学長 大西 晴樹

東北学院大学 学長 大西 晴樹

ウィズ・コロナにも対応した教養教育改革に向けて

1886年に仙台神学校として創設された東北学院は、「LIFE LIGHT LOVE」をスクールモットーに掲げ、社会で正しく、よく生き、隣人を愛し、地域に奉仕できる人材を育んできました。2020年からのコロナ禍においては「個人の尊厳」を大切にする建学の精神の下、「一人の学生も迷うことなく」遠隔授業を受けられるようパソコンなど機材の貸し出しを行い、インターネットを活用して、ウィズ・コロナ時代に即した学習環境を整えてきました。現在もオンデマンド配信と対面形式を並行して行うハイブリッド方式の授業を展開していますが、これにより段階的な導入を予定していた、学生自身が所有するタブレット端末やパソコンを使って授業に参加するBYOD(Bring Your Own Device)が早期に実現しました。この取り組みを本学における教養教育の改革を進めるための大きな一歩として、一層の充実を図っていきます。

東北学院の新時代、より地域に開かれた大学へ

2023年4月からは「五橋キャンパス」が供用開始となります。フィールドワークやインターンシップなどを通じて地域との結びつきが強くなることはもちろん、市街地からの通いやすさから、社会人教育の場としての役割も担うことができます。

また、土樋キャンパスと一体となった都市型(アーバン)キャンパスに文系学部と理系学部の学生が一堂に会し、多様な学問領域が共生することで、教育・研究においてさまざまなシナジー効果が生まれることでしょう。そのような環境の中で学ぶ皆さんには、基礎をしっかり固めた上で大学生活のスタートを切ってほしいと考えています。

大学に入ることが目標ではなく、入ってから何を学び、何を得て、将来この東北学院大学から羽ばたいていくのか。ぜひ、今一度考えてみてください。