東日本大震災 東北学院1年の記録
東北学院大学 多賀城キャンパス
多賀城キャンパスもまた他のキャンパスと同じく、建造物被害はもちろん工学部ならではの精密機械・計測器類の被害が大きかった。しかし、他のキャンパスと決定的に違ったのは、大地震で発生した津波が仙台港・多賀城市を襲ったことにより、キャンパスのすぐ近くまで津波が押し寄せたことである。これにより周辺住民が多く被災者となり、多賀城キャンパスは多賀城市からの要請を受け入れ、急遽礼拝堂を避難所として開放した。
土樋キャンパスとの連絡もままならない中、燃料や食料などの支援物資が届くまで多くの困難を乗り越えなければならなかった。