東北学院大学

経済学部経済学科

特徴的な学び

経済学科4年
千葉 大輝さん

(宮城県/仙台城南高等学校出身)

お金の動きが見える「経済」は、どんな人にも社会にも関係のある事象で、その歴史をひもといたり、日本の金融政策などを学んでいくと、現代社会が抱える新型コロナウイルス感染症や円安といった課題が、まるで自分ごとのように捉えられるようになります。

私が好きな授業の中でも、「経済成長理論」は、ミクロ経済・マクロ経済など経済学の基本から経済社会の理論的な枠組みまで幅広く学ぶことができ、自分自身の知識のベースとなっています。ゼミでの学びに特に活かされていると感じます。また「日本産業論」の授業では日本の経済システムの具体的な事例を学び、「経済」をより立体的に考えられるようになります。将来は自分自身の知見を活かし、属している企業や業界の課題と向き合っていきたいと思います。

私のゼミでの学び

私の研究テーマは、コロナショックなどの経済危機に瀕した観光地における社会関係の役割を探究することです。先生からは「文献を引用するだけではただの“文献紹介”と変わらなくなるから、自分なりに分析・解釈することが大事」とアドバイスをいただきました。そこで、2・3年次には有名旅館をはじめとする多くの観光施設に足を運ぶことにより、統計だけでは表れない経営者や現場の方々の情熱、行動力、創意工夫などについて直接学ぶ機会に恵まれました。こうした調査で得られた知見を社会に還元するために、自分なりに熟考を重ねる中で物事を論理立てて考えられるようになったと思います。そして、何よりも実社会で活躍している方々の体験に触れる過程で、自分自身も社会の一員であるという自覚が芽生えるきっかけにもなりました。