東北学院大学

文学部 教育学科

特徴的な学び

実践的な学びで次世代の教育者を育む

本学科では、教育学、児童教育、英語教育、異文化理解教育、教職実践など、幅広く教育に関わる学問について学ぶことができます。特に英語教育については充実したカリキュラムが用意されており、小学校の教員免許だけでなく、中学校および高等学校の英語の教員免許を取得することができます。2020年4月より、小学校では3年生から外国語活動が始まり、5・6年生は英語を教科として学んでいます。「初等教科教育法(英語)」の授業では、発達上、中高生と比べてまだ幼い児童に対してどのように外国語を教えていくのか、学びを深めていきます。また、実際に小学校で行われている英語の授業実践を体験しながら、模擬授業を通して実践的指導力を高めていきます。

学科長から

教育学科長 
長島 康雄 教授

東北学院大学は学校教育に関わる人材育成の歴史も長く、その教員養成の系譜をたどると、1918年に本学の前身である東北学院専門部が師範科を開設し、日本の国際化の進展を支えるべく英語教員の養成を始めました。

それから103年が経過した今、グローバル化や情報化の進展、東日本大震災や新型コロナウイルスの感染拡大、地球温暖化などの危機に直面し、先を見通すことがますます難しい社会が到来しています。

こうした諸課題に直面する現代社会および次世代の要請に応えるべく、教育学科では「人がよりよく生きるための学びと人間的成長を支援することができる、豊かな知識・技能・姿勢を備えた人物を養成する」という理念を掲げ、解き方があらかじめ定まった問題を効率的に解ける力を育むだけではなく、社会の変化の中でも伝統や文化に立脚し、高い志と意欲を持ち続けるための素養を持ち、予測不能な出来事にも対処することができる、豊かな人間性を基礎にした教員養成を目指しています。

学生から

教育学科3年 
佐藤 礼佳さん(岩手県/黒沢尻北高等学校出身)

中学校の校長先生が、英語を教えてくれたり、勉強について相談に乗ってくれるような方でした。「英語を教えられる先生になりたい」と思うようになったのも校長先生への憧れが一番です。2020年度から小学校では英語が教科化されましたが、そんな小学生たちに英語のおもしろさを伝えられたらと思っています。「初等教科教育法(英語)」の授業は小学校教員免許の必修科目ですが、小学生に英語をどのように教えたらいいのかを学ぶ、私にぴったりの授業でした。中学や高校英語では文法の成り立ちや仕組みについて学んできましたが、小学校ではむしろコミュニケーションを重視する教え方になるので、その点で違いを感じましたね。教育実習では授業で培ったノウハウを存分に発揮したいと思っています。私がかつてお世話になった校長先生のように、児童・生徒一人ひとりに気を配り、勉強に悩んでいる子には親身になって対応できることが、私の理想の先生像です。

※2020年当時の内容です