教員プロフィール 阿部 衛 准教授(ヨーロッパ古代史) 研究テーマ ヨーロッパ古代史、とくに古代ローマ社会史を専門とし、剣闘士競技や運動競技などの見世物を研究しています。 研究トピック 見世物の社会的意義を考える サッカーや野球、オリンピックなど、見世物は今日の社会にも深く根づいています。古代地中海世界でも、とりわけ古代ローマでは、剣闘士競技や運動競技、戦車競走、舞台劇など、多様な見世物が人々を魅了していました。なぜ見世物は時代を超えて人々に好まれてきたのでしょうか。それは単に見ていて楽しいという理由だけでは説明できません。それらは国家や都市によって組織され、多くの人々を巻き込みながら継続的に実施されていました。見世物がどのような社会的背景のもとで成立し、広く浸透し、どのような社会的意義を持っていたのかを考えることで、古代ローマ社会への理解を深めることを目指しています。 1世紀後半の円形闘技場(プテオリ=現ポッツォーリ、イタリア) 最近の著作 阿部衛「剣闘士競技はなぜ人気を博したのか」、橋場弦ほか編著『探究する古代ギリシア・ローマ史』山川出版社、2026年、147-161頁 阿部衛『剣闘士と社会』、山川出版社、2025年 阿部衛「境界に立つ剣闘士」『歴史学研究増刊号』1067号、2025年、143-150頁