東北学院大学

文学部 歴史学科

学科の特色

地域のフィールドで学ぶ

東北学院大学の歴史学科は、東北地方における歴史教育・歴史研究の拠点として、地域に根差した活動を展開しています。私たち歴史学科の教育には、文献の読解に加え、フィールドでのアクティブな学びを重視するという特色があります。遺跡の発掘や地域住民への聞き取り、城郭跡の測量など、五感をフルに用いて行う現地調査の体験は、みなさんの歴史観を大きく塗り替えることになるでしょう。多彩かつ地域密着型の教育カリキュラムは専門職の道へもつながっており、歴史学科で学んだ多くの卒業生たちが、学芸員や教員として東北各地で活躍しています。

福島県喜多方市の藤権現遺跡で行われた発掘調査の様子

歴史を通じて世界とつながる

地域密着のフィールド体験と並び、東北学院大学歴史学科の学びを特徴付けているのが、その国際性です。私たち歴史学科は、日本史のみならず外国史についても多くの教員を擁し、アジアからヨーロッパに至るまで、世界各地の歴史を専門的に学ぶことができます。英語や中国語をはじめ、外国語学習にも大きな力が入れられており、海外の文献を読みこなして卒業論文を書く学生も少なくありません。またゼミによっては海外研修の機会が設けられているなど、国際交流の機会も豊富です。歴史学科での学びを通じ、皆さんもぜひ東北から世界に羽ばたきましょう。

海外研修で訪れた台湾・鹿港の城隍廟

幅広い分野をワンストップで学べる

東北学院大学の歴史学科では、日本史、アジア史、ヨーロッパ史と日本と世界の歴史を網羅的に学べるのみならず、考古学、民俗学と人の営みに関わる幅広い分野までも探究できる環境を整えています。それぞれの分野に合計17人もの充実した教授陣が配置されており、例えば日本史を取り上げても、古代・中世・戦国・近世・近現代と時代別に5人もの教員が在籍しています。皆さんの歴史への興味を満たしてくれるでしょう。

徹底した少人数・実学教育

幅広い分野を1か所で学べる特色と並ぶ特徴に、各教員のもとで卒業論文を作成するゼミ制度があります。自分の興味関心で研究テーマを決め、指導教員を選んでゼミに入門します。3年次から選んだ教員とともに、その時代や分野の専門を学んでいきます。1つのゼミでも多くて15人ですので、教員と同級生との距離が近く、個人指導やグループワークを通して研究分野の知識を深めることができます。研究分野によっては、大学を出たさまざまな場所でフィールドワークをするのも特色の1つです。大学の内外での学びを積み重ね、社会に出る力を実践的に学びます。歴史学科での学びを通して、広い世界に羽ばたきましょう。


歴史を立体的視点で学ぶ
「好き」をとことん追究できる環境

3年 千葉 偲月さん
(岩手県/一関第二高等学校出身)

子どもの頃から歴史と博物館めぐりが大好き。そんな私にとって進学先は、本学一択でした。授業は期待通りのおもしろさです。一番の魅力は、日本史、アジア史、ヨーロッパ史、考古学、民俗学の各分野に一流の教員陣がそろっていること。歴史を立体的な視点で見ることができます。先生方も学生もそれぞれの「好き」をとことん追究している雰囲気が気に入っています。

所属するゼミは鎌倉時代の「板碑」の共同研究に関わっていて、調査や展示の手伝いをする機会が多いです。岩手県平泉町で毎年開催される薪能のボランティアや、講演会などで受付スタッフのバイトをするなど、毎日どっぷり歴史学に浸かっています。将来は学芸員の資格を活かして働くのが夢。地元の一関市には貴重な資料を所蔵する博物館・資料館が多くあるので、その魅力をもっと広く伝えたいです。

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