教員プロフィール 下倉 渉 教授(中国中世史) 研究テーマ 漢代から唐代までの政治的・社会的事象について研究。近年は家族史・民間信仰に関心を持つ。 研究トピック あなたも神様になれるかも!?中国民間信仰の摩訶不思議 中国の民間では、たくさんの神様が祀られてきました。そうした神々のなかには、元々は「人」であった神が相当に含まれています。三国時代の武将・関羽は、その代表例でしょう。航海の女神として有名な媽祖(まそ)も、もとは福建出身の女性であったと言われています。また、台湾のある地域では、戦前に活躍した日本人の警察官が神として祀られているそうです。 中国の神様は、今なお増殖を続けています。もしかしたら、あなたも神様になれるかも。こんな中国民間信仰の摩訶不思議な世界を、一緒にのぞいてみませんか? 石敢当の置き物と関羽のストラップ 下倉ゼミの卒業論文タイトル例 「中国の神話世界と神々の誕生する背景──伏羲・女媧を中心として──」 「唐代長安街歩き」 最近の著作 「漢代の母と子」『東北大学東洋史論集』8 2001年 「秦漢姦淫罪雑考」『歴史学・地理学(東北学院大学論集)』39 2005年 「刺謁・振贍・潔祀 ─『四民月令』に描かれた人と人との結びつき─」『歴史と文化(東北学院大学論集)』45 2010年