教員プロフィール 舘内 魁生 准教授(考古学概説Ⅰ) 研究テーマ 古代・中世の日本とその周辺地域をフィールドとして、人々の交流や地域社会を描くことを目指しています。また、古代から中世への変遷を、東北地方の遺跡や焼き物を通して考えています。 研究トピック 列島内の多様な地域社会 古代の東北・北海道や南西諸島には律令国家とは異質な(しかし相互に強い関わりを持つ)世界が広がっていました。こうした地域間の交流を土器や瓦などの考古資料から検討しています。最近は新羅(現在の韓国を含む地域にあった国)のものとよく似た瓦や、東海地方で生産された施釉陶器を模した須恵器など、他地域の影響が認められる資料の分析を進めています。資料の背後にある歴史的事象や人々の行為を明らかにしたいと思っています。 また、スペイン・ポルトガルでの先史時代装飾墓の調査にも携わっており、海外でも活動を続けています。時には3D計測やX線CTといった理化学的な分析を駆使することで、過去の人々に迫ります。 古代東北のシンボル 多賀城外郭南門(宮城県多賀城市) 最近の著作 「『ボカシの地域』の実態と古代・中世の『日本』―東北地方を素材として―」『考古学研究』72-3(2025) 「3次元データを基礎とした中世土師器皿研究の多様化」『京都系土師器皿研究の新視点―土器研究の新たな可能性―』(2025) 「平安時代前期の須恵器生産」『第51回古代城柵官衙遺跡検討会資料集』(2025)