教員プロフィール 渡辺 昭一 教授(ヨーロッパ近現代史) 研究テーマ イギリス・帝国・コモンウェルスを中心とした資本主義的世界体制の成立・発展・衰退過程に関する研究。 研究トピック イギリス帝国の栄枯盛衰―国際社会に生き続けるコモンウェルス体制 近代国家の先駆けとなり、世界システムの中枢に位置してきたイギリスが、20世紀になって植民地の解体にもかかわらず、帝国支配からコモンウェルス体制へと変貌を遂げています。 日本とほぼ同じくらいの面積に、日本の半分くらいしかいない国家が、世界を支配し、20世紀初頭に絶頂期を迎えた後、次第にかつての栄光を失いつつも、様々な形で世界に影響力を及ぼし続ける姿に大変魅力を感じています。「帝国からコモンウェルス体制への変容」を追い求めています。 英国国立公文書館で資料調査 渡辺ゼミの卒業論文タイトル例 「独立期におけるインドの官僚制度の変遷」 「英連邦移民法案提出過程における政府の動向」 最近の著作 渡辺昭一編『帝国の終焉とアメリカーアジア国際秩序の再編』山川出版社 2006年 D.R.ヘッドリク(横井勝彦・渡辺昭一監訳)『インヴィジブル・ウェポン − 電信と情報の世界史 1851-1945』 日本経済評論社, 2013年 渡辺昭一編『コロンボ・プラン − 戦後アジア国際秩序の形成』 法政大学出版局, 2014年