教員プロフィール 吉植 庄栄 准教授（図書館情報学 図書館司書・学校図書館司書教諭課程） 研究テーマ 図書館情報学・教育学。特に「図書館とは何か？」と、教育における図書館の意義を研究しています。 研究トピック 「図書館とは何か？」について、インドの図書館学者・思想家・実務家・運動家であるS.R.ランガナタン(S.R.Ranganathan, 1892-1972)の思想を、特に教育の側面から読み解くことで研究しています。ランガナタンは、図書館情報学の分野では『図書館学の五法則(The Five Laws of Library Science)』で有名ですが、日本ではそれ以上のことになると、あまり研究が進んでいません。しかし実は教育の考えをベースに図書館を探究した思想家であり、転換点にある現在の日本の図書館に、大きな示唆を与える著作を数多く残しています。それらの内容を基に、図書館の本質を日本の誰よりも深く考え、処方箋を提示できるようになろうとしています。 最近の著作 「第2章 学校の誕生とその発展」（『教育の原理：子供・学校・社会をみつめなおす』学術出版会、2019年、p.33-55.） 「S.R.ランガナタンの「1つの世界」観と「科学的方法」について」（『教育思想』47、2020年） 「教師としてのS.R.ランガナタン－ライブラリアンに転じるまで－」（『教育思想』48、2021年） 「「総合的な学習の時間」と図書館活用 S.R.ランガナタンの科学的方法の螺旋に基づく探究学習」（『教育思想』49、2022年）
