「東日本大震災により被災した資料の補修・保存に関する研修会」ご案内 (取材のお願い)
2011年07月19日
本年3月11日に発生した東日本大震災では、東北地区の大学・短大図書館においても甚大な被害を受けており、その被害は施設のみならず、津波や地震の揺れによる書庫内の水道管損傷から来る資料の水損・書架からの落下による資料破損等、図書館構成上の要である所蔵資料にも及んでいます。東北地方の被災図書館では復旧作業が進む中、こうした被災資料の取扱い方法が分からない、もしくは震災による緊縮財政の影響を受け専門業者へ補修を依頼できず自力で補修を行わざるを得ない図書館も多数存在すると予想され、「資料の恒久的な保存」という図書館の重要な使命に影響を及ぼす事態となっております。
そこで本学では、資料補修・保存の専門家である国立国会図書館収集書誌部資料保存課の専門職員の方より被災資料の補修・保存のノウハウを学ぶ機会を設け、補修技術の向上を図ることを目的とした研修会を企画いたしました。なお、この研修会は広く被災地の大学・短大図書館員が技術を共有できるよう、東北地区大学図書館協議会の関係者にも案内し、出席いただく予定です。
記
テーマ : 「東日本大震災により被災した図書館資料の補修・保存の手法を学ぶ」
企画趣旨 : 津波や地震の揺れによる書庫内の水道管損傷から来る資料の水損・書架から落下した資料の補修やその後の保存について学び、補修技術の向上を目指す
日 時 : 平成23年7月27日(水) 10:00-16:45
場 所 : 東北学院大学土樋キャンパス8号館第3会議室
講 師 : 国立国会図書館 収集書誌部資料保存課職員
主催:東北学院大学図書館
添付資料:開催要項(別紙)
●本件に関するお問い合わせは
東北学院大学 図書部図書情報課(中央図書館)
〒980-8511 宮城県仙台市青葉区土樋1-3-1
電話:022-264-6491/FAX:022-264-6490
E-Mail: lib-office@staff.tohoku-gakuin.ac.jp
「東日本大震災により被災した資料の補修・保存に関する研修会」開催要項
テ ー マ : 「東日本大震災により被災した資料の補修・保存の手法を学ぶ」
企画趣旨 : 津波や地震の揺れによる書庫内の水道管損傷から来る資料の水損・書架から落下した資料の補修やその後の保存について学び、補修技術の向上を目指す
日 時 : 平成23年7月27日(水) 10:00-16:45
場 所 : 東北学院大学土樋キャンパス8号館第3会議室
講 師 : 国立国会図書館 収集書誌部資料保存課職員
プログラム : 9:30-10:00 受付
10:00-10:15 挨拶・資料保存に関する基礎的な考え方の概略
10:20-12:00 実習①簡易補修(ページ破れ等の繕い)
12:00-13:00 昼休憩
13:00-14:00 実習②無線綴じの直し(実演含む)
14:00-15:00 実習③背の外れの直し、糊差し
15:00-15:10 休憩
15:10-15:30 地震落下資料の実例紹介と補修の実演
15:30-16:20 水濡れ資料の応急処置、乾燥法(実演)
16:20-16:30 質疑応答
16:30-16:35 主催者挨拶
16:35-16:45 アンケート記入
※この後、17:00より希望者を対象に中央図書館見学を実施します。
プレスリリース:学校法人東北学院 法人事務局広報部広報課
〒980-8511 宮城県仙台市青葉区土樋1-3-1/電話:022-264-6423/FAX:022-264-6478
/E-Mail:koho@tohoku-gakuin.ac.jp