教養学部地域構想学科の金菱清准教授 米国メディアの取材を受ける
2012年02月13日
この度、教養学部地域構想学科の金菱清准教授(東北学院大学 震災の記録プロジェクト)の編著による「3.11慟哭の記憶」2月20日、新曜社より発売になります。
この本は金菱先生のゼミ学生たちを中心にプロジェクトチームを編成し、「震災レポート」として、早い段階で覚えている限りの記録を集めたレポートを編集したものです。
本書が収集した記録は、宮城・岩手・福島の3県27市町村、その他秋田・千葉・東京と広範囲にわたり、執筆者数は71人、560ページにのぼる大震災の記録となっています。
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さて、この本の編者・金菱先生が、アメリカのテレビとラジオ番組の取材を受けました。2月13日、アメリカのテレビとラジオの放送局である、PBSの番組「News Hour」とラジオ局PRIの番組「The World」の取材です。取材クルーの話によると、「震災から一年が経った被災地」の特集の一環で、「水産業復興特区のことを含めてどうすれば若者がもっと漁業に参加できるか」についての取材でした。
Q 去年の津波は漁師にどのような影響を与えましたか。復活していますか。
Q もし漁業の水産業復興特区案が実施されたら、津波に破壊された魚村はどう影響されるでしょうか。
Q 宮城県の特区案は全国のモデルになる可能性はありますか。
Q 特区以外で、津波の被害を受けた漁師と漁村の復活を促す方法はありますか。
といったインタビューに応えた金菱先生でした。
この番組は、CNNやABCなどのネットワークで多くの視聴者がおり、現地では3月に放映され、3月か4月には日本でもNHK-BS1でも放送される予定です。国内放送の日時などにつきましては、決定次第、後日お知らせいたします、
テレビ番組
http://www.pbs.org/newshour/ (視聴者はおよそ800万人)
ラジオ番組
http://www.theworld.org/ (聴取者は250万人)