東北学院大学

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21世紀東アジア青少年大交流計画 マレーシアの高校生40名が来訪 復興交流ワークショップを開催

2012年03月19日

 3月16日、(財)日本国際協力センター主催による、21世紀東アジア青少年拡大交流計画(JENESYS)の一環として、マレーシアの高校生と東北学院大学学生との復興交流ワークショップが開催されました。去る2004年、大震災による津波でマレーシアも津波に襲われ甚大な被害をこうむりました。「震災復興で一人ひとりができること・考えなければならないこと」をテーマに、今回の東日本大震災の出来事を共有し、復興活動を担う若者たちが共に語り合うワークショップとなりました。
 引率の先生や日本国際協力センターのスタッフなど総勢60名を前に、本学災害ボランティアステーションのスタッフがこれまでの活動内容を紹介した後、学生スタッフがファシリテーターとなり3つの教室に分かれた高校生たちとワークショップ形式の討論会を開きました。マレーシアの高校生からは「街の中を見るとすっかり復興しているようで驚いた」と感想が述べられると、学生スタッフからは「見えるところはそうかも知れませんが、心の痛手はまだ癒されていないし、仮設住宅に暮らす人たちがゼロにならないと復旧も終わったことにはなりません」と説明。これを受けた高校生たちは深く考え込んでいた様子でした。こうして、約2時間半の交流ワークショップはあっという間に終わりました。
 マレーシアの高校生は東松島市を視察した後、17日の土曜日には仙台市内のホストファミリー宅にホームステイし、週明けには帰国の途につくことになっています。

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