東北学院大学

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創立126周年記念式典ならびに校祖墓前礼拝が挙行されました

2012年05月18日

 東日本大震災の復興元年となった今年、東北学院は5月15日に創立126周年を迎え、創立記念式ならびに校祖墓前礼拝が執り行われた。
 午前9時30分から土樋キャンパスのラーハウザー記念礼拝堂にて行われた記念式典には、教職員や学生、同窓生などが多数参列。正面に掲げられた、東北学院の創立者である押川方義、W・E・ホーイ、D・B・シュネーダーの三校祖の肖像を前に式辞を述べた平河内健治理事長は、「建学の精神には、押川の信仰における情熱(PASSION)、ホーイのキリスト教教育における幻と未来構想(VISION)、シュネーダーの愛と思いやり(COMPASSION)が込められており、三校祖に、東北学院が大切にするキリストへの信頼と信仰、キリストにより与えられる希望の光、キリストに倣う愛の奉仕をみることができる。創立者が伝えたキリストにある『信望愛』を思い起こしていただきたい」と語った。スクール・モットーである3L精神にふれ、マタイによる福音書第5章13~16節の『地の塩』『世の 光』について説いた上で「人間の賢しさや身勝手な不純な思いからではなく、己を捨て無償の愛によって、隣人に愛の奉仕をする誠実な姿勢、思いやりと弱者への共感が求められている。イエスの愛の光に照らされて、私たちも愛の光を人々に照らすことが可能になる。イエスは世の光であり、私たちも世の光である」と述べた。
 さらに、「今こそ、神の愛によって与えられたかけがえのない『命』(LIFE)を信じ、大切にし、闇を照らす希望の『光』(LIGHT)を輝かし、『地の塩』としての純粋性をもって創意工夫をなし、知恵を発揮し、思い遣りと『愛』(LOVE)をもって、日本と東北の復興と世界の幸福を創造する事業に励む時。『地の塩』『世の光』である自分に信頼を置き、キリストへの信仰に導かれ、東北学院の使命を果たせるよう祈念する」と締めくくった。
 引き続き、永年勤続(25年)表彰が行われ、27名の教職員に平河内理事長から表彰状と記念品が授与された。
 その後北山霊園(青葉区)で予定していた校祖墓前礼拝は、あいにくの天候によりラーハウザー記念礼拝堂にて行われた。その中で日本基督教団の橋爪忠夫牧師が祭壇に立ち、「祭壇とキリスト者の墓は一体だという思いで礼拝をしたい」と述べた上で、「主にありてぞわれ死なばや」と題し教えを説いた。礼拝後は、平河内理事長と星宮望学院長が北山墓地に出向き、校祖墓前に献花を行った。

 

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創立記念式典は雨の中で執り行われた

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北山墓地の墓前礼拝は、雨のため平河内理事長と星宮学長が代表として献花