東北学院大学 『文化財レスキュー展 in 鮎川』(取材のお願い)
2012年08月07日
東日本大震災のあと、昨年6月から東北学院大学博物館では、石巻文化センター所管の「石巻市鮎川収蔵庫」に保管されていて被災した文化財を、一時保管しています。
津波の泥で汚損した民俗資料約4000点は、歴史学科民俗学ゼミナールの学生たちによってクリーニングが進められてきました。
今回、その学生たちが主体となって、被災文化財の一部(約50点)を現地に運んで展示する「移動博物館」を実施することになりました。
民俗資料は、身近な衣食住の生活資料や農業・漁業の道具類です。今回の展示では、それらの資料が過去、どのように作られ、使われてきたかを、学生が聞書きする予定です。そうして得られたデータをもとに、牡鹿半島の生活の一端がわかる資料となるように整理作業を進めていくのも学生の勉強の一環です。
被災文化財は、聞書きデータとともに3年後に石巻市教育委員会にお返しする予定です。(指導:歴史学科准教授 加藤幸治)
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
つきましては、鮎川でのイベント準備も含め、8月11日より民俗資料の搬出、および現地での準備、12日からのイベント内容などの取材をお願いたします。
なお、取材につきましては、次ページのタイムスケジュールを参照の上、どの内容が希望か、事前にお知らせください。
記
開催日: 平成24年8月12日(日)~14日(火)
時 間: 午前9時30分~午後4時(最終日は午前中のみ)
会 場: 石巻市牡鹿公民館
(被災した建物の一階部分で開催、年内に解体予定)
共 催: 東北学院大学博物館・石巻市牡鹿公民館
【参考資料】
【参考資料】
これまでの文化財レスキュー活動 2011年6月~2012年7月
2011年6月 文化財レスキュー活動 始動


2011年9-10月 文化財レスキュー 鮎川地区の史料・資料の搬出作業


2012年2-3月 文化財レスキュー 史料・資料の清拭、掃除、保管


2012年6-7月 文化財レスキュー 史料・資料の清拭、掃除、保管


【参考資料】
文化財レスキュー展 in 鮎川 準備-イベントのタイムテーブル
E-mail: kato_k@tscc.tohoku-gakuin.ac.jp 携帯: 090-8383-5233
現地に持ち込む資料のクリーニングと点検作業
◎8月8・9日 10時~16時 現地に運搬する資料の梱包作業
◎8月11日 9時~10時 資料の積込み作業
10時30分 学生を乗せたマイクロバスと文化財を乗せたバンが
土樋キャンパスを出発。
12時 現地到着・昼食
13時~17時 公民館の清掃、展示作業、看板設置など準備
◎8月12日 9時30分~16時 展示公開と聞書き調査
◎8月13日 9時30分~16時 展示公開と聞書き調査
10時~11時 クイズ大会 小学生等対象
13時~15時 コラボレーション企画
(「キッズプログラム・ボランティアキャラバン」によるクレイアニメ
の上演会と作品制作のワークショップ、小学校低学年対象)
◎8月14日 9時30分~12時 展示公開と聞書き調査
13時~15時 撤収・現地出発
17時 東北学院大学土樋キャンパス到着・積み下ろし
18時 解散
★8月11日~14日の学生宿泊先は、石巻市小渕浜 旅館めぐろ(引率:加藤幸治)
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【予告】
2012年11月6日(火)~8日(木)
せんだいメディアテーク オープンスクエア
において、石巻市鮎川地区でレスキューされた
被災文化財のすべてを陳列することになっています。
こちらも合わせて取材のほどお願いいたします。
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【本件に関するお問い合わせ】
東北学院大学文学部歴史学科 加藤幸治准教授E-mail: kato_k@tscc.tohoku-gakuin.ac.jp 携帯: 090-8383-5233