東北学院大学

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「東北学院大学 文化財レスキュー展 in 仙台」 11月6日より せんだいメディアテークで開催

2012年11月02日

 東日本大震災後の昨年6月から、東北学院大学博物館では、石巻文化センター所管の「石巻市鮎川収蔵庫」に保管されていて被災した文化財を、被災地から救出し一時保管しています。
津波の泥で汚損した民俗資料約4000点は、本学歴史学科民俗学ゼミナールの学生たちによってクリーニングが進められてきました。
 今年8月12日から14日までの3日間、石巻市鮎川で開催された被災文化財の一部(約50点)を現地で展示した移動博物館、『文化財レスキュー in 鮎川』を実施しました。そして今回は東北学院大学がレスキューした民俗資料約4000点、考古資料平箱60箱のコレクションをせんだいメディアテーク1階に展示します。
 展示される民俗資料は、身近な衣食住の生活資料や農業・漁業の道具類です。それらの資料が過去、どのように作られ、使われてきたかを、学生が聞書きしてまとめたレポートもご紹介いたします。東北学院大学博物館が行ってきた文化財レスキューの1年半の活動、資料が現地から救出され、クリーニングを経て保管されるまでの解説パネルと映像で紹介します。
 また、展示資料として、歴史民俗資料保全ネットワークがレスキューした板碑の拓本資料(個人所蔵)の保全作業や、震災前の発掘調査や歴史研究で得られた、考古・歴史資料の展示も行います。

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文化庁被災ミュージアム再興事業
文化財レスキュー展 in 仙台
主催/東北学院大学博物館   共催/石巻市教育委員会
2012
年11月6日(火)~8日(木) 入場無料
9:30―21:00 【3日間とも】
せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア

〒980-0821  仙台市青葉区春日町2-1
TEL  022-713-3171

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8月、鮎川で開催された『文化財レスキュー in 鮎川』では、学生たちが農具・漁具がどのように使われていたかなどをヒアリング

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2012年初夏、レスキューから1年経っても、民俗資料のクリーニング作業が続けられる

《同時開催》
写真パネル展
「救え! 故郷の証(あかし) ―つながれ! MIYAGI―

宮城県被災文化財等保全連絡協議会が作成した、各地の救援活動を紹介するパネル展を、会場内に併設します。


お問合せ
東北学院大学博物館
〒980-8511  仙台市青葉区土樋一丁目3-1
TEL  022-264-6920